解説・6
          戻る
 
作意 2一馬 同玉 5四角 1二玉 2二桂成 同玉 3三金 1二玉 
    2一角成 同玉 3一龍 同玉 3二銀  
     まで13手詰
 
 「積木の舞」は初形が対称形の作品を中心とした作品集です。その対称の中に
「斜め対称」を持ち込みました。これは、色々な人の「対称に見えない」との
感想を待つまでもなく、予想していました。逆に作品集の様に、はじめから
分かっている場合にのみ初めて成立する様に思います。慣れと言おうか、洗脳的
と言いましょうか。何も言わないで見せられると、対称にきずかない可能性が大
の作品・条件です。
 初形が形・模様になっている作品の作り方として、通常作品の「改造」を手段と
して上げました。本作もそのひとつです。原形の作品は、「積木の舞 おわりに」
のダイ0番の原作を見て下さい。軽い桂香図式です。
 手順的には、3手目の限定打とそこから始まる連続捨駒が見所となっています。