解説・7
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作意 1九香 2六玉 3八桂 3六玉 1八角 2五玉 2六歩 1四玉 
    3六角  
     まで9手詰
 
 「限打の舞」は1間以上離れた位置に打つ手順を含む作品集です。
 伊藤看寿から始まり、「栗原手筋」とも「ブルータス手筋」とも呼ばれる手筋
があります。打歩詰解消の1手段です。
 離れた位置に駒を打ち、次に空き王手で一度その駒の利きを遮断して歩を打てる
ようにします。
 この手筋の空き王手の代わりに、もう1回最初の駒の利きを止める限定打を打つ作品
が作られるようになりました。どちらも遠打にした構想作でした。柏川悦夫・七条兼三
作等です。他にも色々な発展方法がありますが、最短手数表現を考えました。角も1間
以上とすると3八桂が必要で9手表現になります。ここは解釈の問題です。
 手数を短くすると意外性が無くなりますが、原理図として分かり易いと思います。