解説・11
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作意 3三銀不成 5三玉 5七香 4三玉 5六桂 4九と 
    4四歩 5三玉 6四桂   
     まで9手詰
 
 栗原手筋とも、ブルータス手筋ともいわれる手筋の最短手数表現です。
 序奏が2手入りますが、手筋表現としては7手です。打歩詰が絡むので
7手が最短になります。この場合の最短手数は、変化も含めて必要な手数
です。変化長で見掛けを2手短くしても、意味は同じです。
 5七香の遠打を5六桂で遮り、4四歩を可能にします。そして再度、6四桂
の2段はねで詰みになります。
 長手数とは異なり、最短手数には理論的な手数が存在するので、一旦到達
すると、それ以上は更新されません。