解説・14
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作意 3四銀 同歩 3二銀 1三玉 2二銀 同玉 
    3三銀 1一玉 2一銀成 1二玉 2二成銀 1三玉    
    2三成銀 同玉 3二馬 1三玉 2二馬 まで17手詰
 
 持駒の種類を少なくすると、枚数が多くても紛れが少なくなり、結果
として簡素形に出来やすくなります。
 本作は非常に易しい作品ですが、駒配置と駒の捌きとのバランスがとれて
いるので作者としては十分に満足しています。
 玉が一人で、のらりくらりと逃げるだけの作品は退屈です。本作も同様では
ありますが、銀ずくしの手順が趣向性を持つので緩和されていると思います。