解説・19
作意 7一馬 6二歩合 同馬 5三歩合 同馬 同飛
2七歩 同玉 2八歩 2六玉 3五銀
まで11手詰
馬の王手に対して、玉から4番目に離れた位置に歩合を行う条件です。
3五銀・2七玉で角以外の持駒なら詰みます。でも、初手は7一馬と
角を取りに行くでしょう。2七玉は8一馬ですので合駒しかありません。
角合は無いので歩合のみです。5三歩合ならば、3五銀・2七玉・8一馬
の時に歩合が出来る場所がないので詰みます。
作意の6二歩合は、上記で8一馬に6三歩と突いて受ける目的です。これ
で逃れています。しかし単純に同馬とされると5三歩合しかなく、2歩を持つ
ので別の簡単な詰みが生じます。6二歩合の意味が気に入っています。