解説・23
作意 5四飛 5六香合 5七金 同香不成 5九銀 6九玉
4八銀 5九金合 同飛 同香成 7九金 同玉
8九金 6九玉 7八角成 まで15手詰
「不成の舞」の後半の40局はシリーズになっています。
その2つ、打って直ぐ不成と中合駒の不成を組合わせたのが本局です。
6七玉を防ぐ事が全ての手順の基本です。従って、5四飛です。4八金寄
がありますので、5六に中合しかありません。以下の手順で分かる様に香合
が最善です。6七玉を防ぐために5七金とします。この時に香不成で取るのが
狙いです。5九への利きが必要だからです。
この後は6七の逃げ道が無いので5九金合を取って詰みになります。
無理な狙いで、形が悪いですが珍しい作品と思っています。