解説・25
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作意 1二銀成 同玉 2三銀成 同玉 3二馬寄 1二玉 
    2一馬寄 1三玉 1二馬 同玉 1一飛成 同玉     
    2一馬 まで13手詰
     
 無防備玉で一番作り難い手数はどのあたりでしょうか?。
 答えは、人によるとも思いますが私は、10手台と思います。守備駒が
無く玉が逃げ廻る詰将棋では、短い手数と長い手数はそれなりに作れます。
しかし、10手台は基本は手順の切れ味でのみ表現する手数です。無防備玉
のように守備のない作品では、これは非常に難しいです。
 無防備玉の基本は、1:玉と攻め駒の距離、2:邪魔駒消去です。本作は
次々と邪魔駒が入れ替わり、それを捨てる事でなり立っています。この手数
でまともな捨て駒が4回はいる事自体が珍しいです。