「四葉の舞」おわりに
発表作から4枚持駒作を捜して、非常に少ないことに驚きました。よくみかける条件
ですがどのくらい発表されているのでしょうか。
ある時期まで、この条件の作品を収集していました。中止した時点での数は以下です。
・4金 137作
・4銀 73作
・4桂 63作
・4香 33作
・歩18枚 6作
・大駒4枚 23作
かなり古いデータです。
一方、「全詰連データベース委員会」の「TBASE」の第1期配布内容からは、
持駒条件は簡単に検索できるので、いくつか結果を見てみます。(重複・不完全を含む)
・総登録数 45533作
・4金 300作(0.659%)
・4銀 221作(0.485%)
・4桂 131作(0.288%)
・4香 83作 (0.182%)
・歩18枚 21作 (0.046%)
・大駒4枚 65作 (0.143%)
・4金4銀 8作 (0.018%)
・一色 23作 (0.051%)
以外なのは、大駒4枚が予想以上に多いことです。これについてだけ、詳しく見て
みました。
・登録上の中での完全作 45作
・手数別 7手 3作 (6.67%)
9手 5作 (11.11%)
11手 5作 (11.11%)
13手 6作 (13.33%)
15手 10作 (22.22%)
17手 3作 (6.67%)
19手 5作 (11.11%)
21手以上 8作(17.78%)
短編もある程度作られているようですが、本集での中心手数領域は少ない事が分かります。
持駒条件作が多いかどうかは、各自の印象によると思いますが、このような調査が
簡単に行えるようになった事は非常に素晴らしいことです。
参考:本稿の内容は「TBASE」の検索内容を引用しています。