「限打の舞」終わりに
 
 限定打について私なりの分類を行いたいと思います。
(1)限定打の位置が意味を持つ場合。(利きでは無く駒の存在場所が)
(1−1)打った駒が守備駒の利きなどをさえぎる位置にある場合。
(1−2)飛・角の場合で打った場所が、上段3段以内で次に成れる場所である場合。
 
(2)限定打と王手された玉の間の飛・角・香の利きが意味を持つ場合。
(2−1)玉との間の利きの存在が必要な場合。
(2−2)玉との間の利きの存在が不要(あってはいけない場合)
 
(3)飛・角の限定打と王手された玉を結ぶ線と交わる方向の、限定打の利きが意味を
持つ場合。
(3−1)利きの存在が必要な場合。
(3−2)利きの存在が不要(あってはいけない場合)。
 
(4)飛・角の限定打と王手された玉を結ぶ線上の玉とは反対方向の利きが意味を持つ
場合。
(4−1)利きの存在が必要な場合。
(4−2)利きの存在が不要(あってはいけない場合)。
 
 香は(1−1)(2−1)(2−2)の3種類で、飛・角は各8種類になります。
実際は単純に1つに絞れない場合も多いです。
 
 本集の作品を19種類に分類して見ます。
 
香 (1−1)7、13,17,30,69
  (2−1)3,32,38、45、49
       54,56、62、64,66
       82,85、98、100
  (2−2)9
飛 (1−1)1,12
  (2−1)2,6,8,11,19
       25,36,40,47,49
       59,67,76,100
  (2−2)10,52
  (3−1)4,5,14、20,21
       23,27,29,34,35
       43,46,47,50,51
       53,58,63,65,71
       74,77,84,88,90
       91
  (4−1)37
角 (1−1)32,48
  (1−2)18,37,41,92
  (2−1)15,22,31,33,39
       41,42,44,49,49
       56,61,70,79,80
       83,85,92,97,99
  (2−2)78
  (3−1)16,24,26,28,55
       57,60,68,73,75
       81,87,89,93,94
       95,96,100
  (4−1)86
  
意味が重なるものや曖昧さはつきまといます。
特に利きが不要とあってはならないとは、実作になるとかなり曖昧さがあります。
従って上記分類では、プラス部分を注目しています。
単純な分類の様でも、まだ意味の不明確さは残っています。


戻る
 
トップに戻る