大道棋・金問題

大道詰将棋は、昔は街中で見かけたが、現在はほとんど見かけない。
玉方(受け方)を大道詰将棋屋が持ち、詰まし方(攻め方)を客が持ち、詰ませられるかを競う。
詰ますと賞品・賞金を受取り、失敗すると指導料として金を払う。
出題される問題は、一見は簡単に詰みそうだが、意外な受けで逃れる紛れが多い作品が主体だ。
その条件に該当する作品を構図と持駒で分類して、「XX問題」と呼び、詰将棋マニアが研究している。
大道詰将棋屋が見かけなくなっても、研究は行われている。
一般の詰将棋のように作意手順の完全性や、駒配置の合理性はあまり問わない。
かわりに、作意に見える誘い手(偽作意)や、僅かな駒配置で手順が大きく変わる意外さが求められる。
「金問題」は持駒「金」で97馬・95玉の配置の問題群を指す。

「大道棋・金問題」修正履歴

2021/09/28:一部削除