元技術者日記「責任者と代行と委任」
部門には責任者がいます。それは、明確になっている必要があります。
そして、責任者が不在時等の対応から代行者を起きます。これは、「法制」関係で代行が禁止されている 場合を除いて業務を円滑に進める上で必要です。
代行は同一組織内を基本としますが、複数部門間で定められておればそれ以外もあります。しかし、個々の役割を部門を渡って任せる 事もあります。これが委任です。
委任も代行と類似になりますが、基本的には責任者が不在等で対応出来ない時に替わるのが代行で、責任者と同時に類似の仕事を 行う事を委任と呼ぶことが多いです。
一時的な代行でも、ルーチン的な委任でも、その対象者の持つ権限はあらかじめ決めておく必要があります。特に、代行・委任が 二重に代行・委任を選んでよいかの問題は重要です。不明確であると責任と権限が曖昧になり、仕事が遂行できなくなるからです。 (2009/04/06)
元技術者日記「データベース推進」
新しい物件の仕事は技術営業・窓口から始まります。窓口との通称もその意味です。
そこに当初集まる情報は、部門全体にとっても全てに近い情報です。従ってそれは多くの部門に連絡する必要があります。 そのひとつの方法がデータベース化です。
現在は多くの業務でデータベースの利用が進んでいます。しかし多くの場合は、その必要性は窓口担当の入力から始まる一連の 作業で使用するデータベースの構築が優先的です。
従って、技術営業・窓口担当にとって「データベース推進」は業務改善の意味も含めて必要な担当事項といえます。
データベースは、部門内統一か、相互リンクが行える必要があります。これはデータベースの蓄積とともに必ず重要・必要に なります。従って、とりあえずのデータベースではなく将来を見た成長性の高いデータベース構築が必要です。(2009/04/16)
元技術者日記「見積もり作業」
ルーチン作業・生産品の販売とは異なり、受注生産の場合は「見積もり」作業は複雑で厄介になります。
発注側は多くは、合い見積もりを取ります。つまり複数のメーカーの見積もり価格比較をする訳です。従って見積もり依頼は 受注量よりもかなり多くなります。
見積もり品の中には、生産実績の少ないまたは生産工程では組合わせ上で初めての場合がかなり混ざります。見積もりは「原単位」 という個別材料・工数のデータを使用します。
しかしそれに完全に当てはまるものがなく、ある程度の予測で組合わす必要がある場合があります。
もっと複雑で、予測不可能な場合もありますがそれは「研究」「開発」部門が検討した後でなければ、技術営業・窓口担当には 対応が無理です。見積もり書は作っても、それをそのまま回答するかどうかは微妙な問題です。(2009/04/26)