工場・技術実習の各種サポート
営業の本社・地区担当への工場・技術実習については既に述べました。
ただし、事業が大きくなると、営業以外にも多くの関係者が出てきます。
そして、その多くの人も製品や製造知識を持っている必要性があります。
そのための、工場・技術実習を主体にした各種サポートが必要になります。
それの担当は、多くは設計・技術になります。(2011/08/07)
実例1:新入社員の工場・技術実習
新入社員もいくつか種類があります。
担当が技術以外と技術関係・担当製品が実習部署と同じ場合と異なる場合・配属先が実習部署の場合とそれ以外の場合です。
全てが、実習場所と重なる場合はいわゆるOJT(オン・ジョブ・トレーニング)になります。
それ以外の技術は、実際の配置先は異なり扱う製品も異なります。しかし、会社全体の製品・技術の知識は応用や転用の可能性を広げます。
製造・技術以外の人は、場合によっては、工場での製造は最後になるか、しばらくないのが普通です。
しかし会社が製造を行っている限り、その経験は重要となるでしょう。(2011/08/07)
実例2:担当営業の実習
担当営業の実習は、新入社員と途中入社と営業の担当換えの時が多いです。
いずれも、その後の仕事をにらんだ内容になります。
製造を知らずに、商品知識はないですから短い期間で、内容は豊富になります。
かなり重要なのが、工場の組織や生産体制です。
営業活動では、疑問点や問い合わせが多数生じます。
そのときに、誰に問い合わすか、だれに相談するか。
勿論、営業担当・サポート部門はいますからそことの打ち合わせや交流は大事です。
同時に、量産品の納期等や品質問題等で異なる部門に直接、問い合わす事も多いです。(2011/09/06)
実例3:代理店営業の実習
代理店制度は全てが取ってはいませんが、なにがしかの似たシステムを作っている事は多いでしょう。
通常は、多数の商品を扱っています、なぜならば顧客別の営業担当制が多いからです。
商品を限定するには、ある地域でまとまった売り上げが必要です。
製造工場としては、前者の営業に詳細を理解してもらうことは期待できません、その地域の自社営業にサポートを期待します。
後者の場合は、代理店営業の実習を企画します。
代理店営業が深い商品知識を持つ事が、代理店・工場共にメリットがあるからです。
社外秘の技術・情報は多数ありますが、自社営業にも公開していない事が普通です。
特別な担当者以外は、社外秘の技術・情報の重要度が理解出来ないので、顧客に漏洩する可能性があるからです。(2011/10/06)
実例4:海外法人営業の実習
国内営業と、海外法人営業とは何が違うか?。
海外支店制では、同じ会社で、海外法人制では異なる会社となります。
実際は日本人は、出向という形が多いですが、現地雇用の場合は異なります。
社内営業として扱うか、協力会社の営業として扱うかは、個々の会社で異なります。
その面では、分けて考える必要はありませんが、工場の製造が輸出管理令に関わる場合は異なります。
輸出管理令は、会社ではなくて国籍に対する法律ですので、該当項目は技術実習や見学は自由には出来ません。
案内に国内営業がついてくる場合もありますが、技術的な輸出管理令への該当・非該当は知らない事が多いです。
工場実習・見学の内容に、輸出管理令管理者が関与する事になりますが、実際の計画・対応は営業窓口の仕事になる事が多いです。(2011/11/05)
実例5:中途採用者・転属者の実習
担当部門に中途採用や他の部著から転属してきた人は、多くは工場の全体をしる為に実習を行います。
製造等では、いきなり担当部署で、オンジョブトレーニングをする事も多いです。
開発・管理・設計関係は、全体の仕事の内容を理解させるために一定の期間の実習を行います。
製造ラインでは、ひとつの種類の仕事になりますが、試作部門では全体の工程を担当します。
窓口・設計は、部門の仕事の出発になる事が多いので、内部の実習にも対応が多いです。
細部の計画は、実際の配属先と相談しますが、窓口で計画を作る事もあります。
開発関係も、試作部門とかなり関係が深く、品質関係は非常に深い関係です(やりとりは)。
未経験者に製品知識を持たせる事には設計は最適です。(2012/07/02)