元技術者日記「社内監査」
社内の色々な部門による製造工場監査は、現在は常識になっています。
1会社で1製造工場で1製造ラインの場合は、規模によっては日常生産管理と同様になり不要かもしれません。
しかし一般的には、複数の製造ラインや製品を扱います。
その時は通常は、実際の管理責任者は個別に存在しますし、当然仕組みや管理方法や安全や品質保証も異なります。
社内の統一の基準を作製して、それに基づき各部門で個別にそれに対応する事になっています。
上記が実際になされている事を、全体の管理者・経営者は管理・確認する必要があります。
このような事から定期的に、工場監査が行われます。製造だけが特別ではありませんが、私が関わるのはこの部門です。
工場監査は、全社の管理方法や安全や品質保証等を統一して個々の管理者によるレベル差を防ぐ為に重要です。(2010/01/02)
元技術者日記「供給者検査」
昔の原料検査は、「受け入れ検査」でした。不良は持ち込まないです。
でも、思想は良品しか購入しないですから次第に「納入者検査・保証」に変わりました。
材料や部品ではない、最終製品では当然のことですが納入先が製造者の時はやや遅れたのです。
供給者検査は、実はかなり微妙な事が絡みます。組織的には「製造」と「品質保証」を別に作れば良いだけですが・・・。
製品不良は当然に「不良」です。同時に「納期遅れ」「数量不足」も、「不良」です。
「品質保証」は「製品不良」のみ対応と割り切るのは簡単ではありません。
そもそも、検査の中に「外観等の目視」があったり「抜き取り検査」があったりすると、良否の判定は限りなく微妙です。
そして量産以降まえの製品は、その判定はもっと微妙です。営業技術はその窓口でもあります。(2010/01/12)
元技術者日記「受注システム」
注文生産のみならず、実受注と内示受注とは異なります。
個々の企業で受注管理システムは異なりますが、原則は全社統一です。
例外的に国内と、海外で異なるシステムの場合があります。
古くに導入されたシステムでは、海外は「IBM」で国内は関連グループ企業のシステムの場合がしばしばあります。
異なるシステム間は、オフラインという事がかなり多いです。
流石に受注システムは物流担当ですが、初回受注の新製品や有料試作の場合は、受注コード・価格等の設定が行われていません。
その場合の必要な設定と、不明品の雑受注からの該当の確認が必要かつ重要です。
当然ながらこれらは、初回品・試作品の担当部署です。具体的には営業窓口=技術営業となります。(2010/01/22)