元技術者日記「営業担当者の工場実習」
製造担当以外の工場実習は、新入社員と営業の担当製品の変更時に多く実施されます。
営業担当も色々ですが、詳しい製品知識が必要な事は変わりありません。
長く同じ分野・製品を担当する事は稀で、主幹支店での担当製品の変更や、地区営業への転勤での複数製品の担当への変更があります。
基本的には、実際の製造現場を見てあるいはそこの技術者の説明を受ける事が、一番有効と思われています。
ただ、ノウハウの扱いは微妙です。社外秘の重要さを理解できない面もありますので、実習内容も配慮が必要です。
顧客に、自社製品の特徴をアピール出来る知識を憶えて貰う必要があります。
カタログ以外に、経験から説明出来る事は有効です。
勿論、営業担当が退職して、類似の企業に再就職という事もありますが・・・。(2010/03/03)
元技術者日記「最先端情報」
技術者は最先端情報の取得が重要です。
営業技術担当は、これが広義に先端技術と同時に、新製品情報が加わります。
特に難しいのが、規格競争の機器の将来的な見込みです。
これは複雑なので、複数規格競争の時は、全ての末端製品をターゲットに考えます。
ただ、常識として情報の顧客への提供は避ける必要があります。
特に技術内容は営業には分からない事が多いですので、詳細は伏せておく場合が多いです。
顧客の重要情報を、競争相手に流す事は無意識でも避ける必要があります。
無意識を避けるには、知らない事が簡単です。(2010/03/13)
元技術者日記「サンプル・認定品輸出」
有償製品の輸出は、担当部署主に物流の国際担当が行います。
ここでは、個々の新製品のコード設定。登録時に輸出管理令の非該当の確認等を行い必要に応じて事前承認も得ます。
技術窓口経由の物、サンプル・新製品等の認定品を輸出する場合は、無償が多いし輸出管理令の非該当の確認は窓口が行います。
インボイスは特有の記入が必要ですので、物流に依頼しますがその内容は窓口で作成します。
情報の少ない商品の場合は、確認が間にあわない事もあります。
そのときは、少数数量の輸出が主ですので、少量品扱いで輸出許可を申請します。
部品の用途や、製作時の使用技術・材料等の知識が必要ですが、これらは窓口・設計が管理・決定するものです。
企業に依ってはこれらを専門で行う部署を設けている場合もあります。(2010/03/23)