元技術者日記「製品・工程コード」
情報化で製造を中心に、受注製品は見積もりから量産までデータベース管理が普通になりました。
データベースでは曖昧検索は得意ではなく、コード等の完全一致検索が必要です。
従って、データベース化を実施するには、1:製品・工程等のコード化、2:入力方法と管理システムの構築が必要です。
コンピュータという物は、急激に進歩します。
それに伴い、データベースも進歩しました。
どうしても、膨大なデータを少ないメモリーで扱う傾向が初期にあり、その時の見通しが後にネックになった事も多いです。
製品・工程も同様に、日々進歩します。
無限にコード設定出来るシステムは意外な程に作られていません。(2010/08/10)
元技術者日記「成長向けの分類とコードが無い」
データベース管理をはじめて、コード化・分類を行うと大抵は時間と共に不具合が生じます。
会社は社会の変化に対応する必要があります。
それは、新しい成長分野への移行や、扱う製品の変化になります。
もし、それを予測出来たらば、コンサルタント業に職種を変更すれば儲かるかもしれません。
普通は、予測時と異なる変化が生じます、そしてデータベース製作時のコード化・分類は不自由になります。
最初は、該当性は低くても無理にどれかに振り分けますが直ぐに破綻します。
早期に、大幅な見直しを行うのが正解ですが、実はそれが行い易いデータベースとそうではない物があります。
簡単にいえば、初期の設計段階で将来の変更がある事を予期した設計にしているかどうかの問題です。(2010/08/20)
元技術者日記「販売製品名と社内コード・品名」
コード化・分類は、基本的に社内の話です。
もっと言えば社外秘事項です。
従って、二つを結ぶ事が必要です。
社内受注システム・部門生産管理システム・窓口及び設計部門管理システム等が統合的に結ぶシステムがあれば有効です。
製品の詳細生産方法は、ノウハウが多数あり社外秘です。
ただし、基本的な部分は需要者に示す必要があります。
社外秘・社内システムその他を知らないと対応できなくなります。
その為の対応部門として、技術・製造・設計・製造管理・営業・マーケティングとの間に窓口が入る形になります。(2010/08/30)