元技術者日記「設計部署データベース」
書類の回覧は設計・試作・量産試作・製造等全てび必要です。
製造に関しては、ほとんどの規模の大きい企業では情報関係の部署がシステムを作るでしょう。
ただし、これが設計・試作等の部署になると別です。
データベースや、情報の共有化が必要ですし、仕事の効率や精度に有効と判っていても他から提供される事はほとんど期待できません。
従って、担当部署内での自作になります。
実際は、市販の小型のデータベース・アプリケーションの導入になります。
部署単位のデータベースは、如何に有効に入力して、活用して、継続管理が出来るかがポイントです。
とにかく始めるとは、しばしば使われる言葉ですが、データベースの設計では安易に使用してはいけません。
メンテナンスは必要ですから、その事も含めて、内容を煮詰めてスタートする必要があります。
使用する当事者が詳細を決めるのですから、かなりの精度から始める事は可能です。
そして、その中心は技術窓口が適している事は現実です。(2011/01/09)
元技術者日記「部外者立ち入り禁止と顧客監査コース」
目で見る連絡とか情報共有化とかが安易に言われています。
しかし、製造業特に技術・設計部署にはかなりの機密書類・情報が集まります。
基本的には部外秘であり、掲示板に貼って良い物は制限されます。
部外者というのも実はややこしいです。
部門内の他部署なのか、他部門なのか、他事業所なのか・・・・。
そして、UL・ISOその他の立ち入り検査はどうか、顧客の監査はどうかと広がります。
前者は直ぐ取り出せる所に必要書類を保管する事を求めています。
ただし、公開・掲示までは一般には求めていません。
後者には、もっとシビアな情報管理が必要です。競合他社の製品を作っている場合は、それを見るだけでも多くの情報になります。
ましてや、図面や議事録の掲示等は論外です。
そして、輸出管理令絡みは法律違反にもなります。(2011/01/19)
元技術者日記「名札・IDカード」
従業人が多い企業では、作業者は名札をつける事が義務になります。
これは、IDカード的な意味もあるので扱いは、慎重にする必要があります。
ただ、名字だけか、所属も入れるか、役職も入れるかは微妙です。
部外者の訪問で、目に付く事になりますから、通常作業員はシンプルに、期間作業員や外部訪問者は区別出来る様に程度が、多いでしょう。
工場の作業者は、営業や協力会社を含めて知らない人が多いですから不審者との区別が必要です。
研究・開発を含めて、部外者立ち入り禁止区域へは、どちらも不可が普通です。
工場内に、複数の部門が存在する場合は、他部門の人員も部外者扱いになる場合が多いです。
工場活動での、相互監査や類似事項で、他の職場を見てまわる時も多いですが、この時の扱いも決めておく事が必要です。
基本的に、案内付きでの場合と、個人で見てまわる場合では、異なることは理解が必要です。
そして、その案内はどこが行うのかは決まっていませんが、設計部署の見学や、営業担当等の工場実習等案内訳を窓口が担当する事は多いです。
営業技術は、外部の人間が部署内に入る時の窓口にもなりやすい担当部署です。(2011/01/29)