元技術者日記「製品コード」
製品には、製品名または製品コードがつけられます。
製品名は、愛称の場合とか顧客の注文番号とか色々なケースがあります。
受発注システム、生産管理システム・・その他色々な所で使用するには、製造でつけるコードが使い易いです。
顧客品名と、内部での製造コードは対応しておれば一部の部署の管理で対応出来ます。
システムは、コンピュータ管理が普通です。
古いシステムは、記憶容量を考慮した短いコードを使用していますが、色々と不便な事があります。
新しくシステムを作る時は、下位互換の冗長性のあるコードを使います。
逆に言えば、システム開発に時間をかけすぎると、完成した時には、既に古く感じる部分があります。
製造工場内のシステムは、個別に開発されて来ましたが、次第に統一方向にあります。
冗長性のあるが、完全網羅ではない、市販アプリケーションか自主開発かは微妙な選択です。(2011/04/09)
元技術者日記「製造ロット番号」
量産には、一度に複数の製品を作るという意味があります。
少量生産では、1個流しもありますが、複数流しが普通です。
複数個流しでは、その生産単位をロットと呼びます。
品質管理・生産管理等は、ロットで行います。
ロットの一部に不具合が見つかれば、その対応は商品により異なります。
ロット番号は、製品出荷後のトレースにも使用する事があります。
ただし、製造ロットと出荷ロットを変える方が通常です。
勿論、製造的には社内対応は取っています。
ロットの大きさは、バランスで決める内容です。
製造はロットは大きく、管理・在庫・品質管理はロットは小さくだからです。(2011/04/19)
元技術者日記「出荷包装形態」
最近の部品を見ていると、小型化・高性能化等で扱いが繊細になっています。
街の小売りで、ばらで売っているような丈夫な製品は少なくなりました。
それと、顧客でどのように使用するかで使い易い包装・出荷形態が決まります。
製造でも扱い易い・しかもコスト的に負担にならない事も必要です。
もし、納品側と需要側で要望が異なり、それがコストに影響する場合は、受注前に調整が必要です。
誰がどの部署がというと、やはり営業技術・窓口になります。
見積もりが絡みますから、出荷使用が変われば再見積もりごに調整となります。
トレー納入・シート上納入・ロール上に配列して納入など要求は多彩です。
どこの製造も自動化・機械化が進んでいますから、それに対応が必要なのです。
逆に言えば、その技術やアピールも重要な受注要素です。(2011/04/29)