元技術者日記「製造方法・商品の変更」
売れる商品を製造するのが、工場の基本です。
いつも同じ製品を作り続ける事は、普通はありえません。
それが、わずかな変更内容ならば通常の事です。
しかし、時々は、全く新しい製造技術や製品に、向かう事もあります。
当然ながら、そのような時の対応手順も担当も、書類上は決まっています。
ただし、複数の部署が引き継ぎながら、行ってゆく事になりますから、整理・管理部署が必要です。
少なくても、技術・設計・製造・品質の部署が最低は絡みます。
この中で、新技術・製品に慣れているのは、技術と設計です。
そして、製造部門等とのやりとりに慣れているのは、設計です。
双方を考慮すると、自然に設計担当が、全体を管理する事が多いです。(2012/08/01)
元技術者日記「代理の代理」
一部の事を除いては、代理を置くことは可能で有り必要です。
組織を作ると、責任者が決まります。
それは問題があっても、簡単には変更できませんが、仕事の委託・担当変更はおこないます。
その場合は、担当者・責任者は代理という形になります。
また、実際に不在(個人都合・出張・その他)の時は仕事の流れを止めないために代理を置きます。
この二つが重なる時は、見かけ上は代理の代理になります。
実務上は、代理かどうか関係はないのですが、書類上は明確化が必要です。
特に、ISOとか色々の変更が難しいものです。
それらは、あらかじめ代理を置く事が可能なように、勿論代理の代理も同様に作成します。
基本的には、部門のトップの方の承認とか、本来の責任者の承認・依頼の形になります。(2012/08/11)
元技術者日記「オンライン決済」
決済欄に多数の部署があり、印鑑を貰うために回すだけで時間がかかる。
これが昔の、決済のイメージでした。
これには大きな問題があります。
1:時間がかかる、2:責任があいまい、3:誰かの不在で止まってしまう、4:書類の移動の確認が困難等。
それ以外にもありますが、決済というよりも連絡レベルになっている事です。
特に決済速度と、進行把握は、時代と共に重要になっています。
これに対応するのが、オンライン電子情報システムとデジタル署名です。
特に、離れた場所の移動時間が実質無くなります。
勿論、進行状況の把握もモニターできます。
決済の実作業以外の部分の不要な時間を省きます。(2012/08/21)
元技術者日記「引き継ぎ日」
担当部署変えは、組織では度々あります。
各種決済が、その引き継ぎ日に重なる事もあります。
実は、その日は時間単位で状況が変わります。
前任者と、後任者が重なる時間が生まれます。
トラブルが生じるのは、逆に空白が生じる時です。
引き継ぎ後に、前任者が決済した時に引き継ぎ事項から抜ける事があります。
ただ、記録には残っていますから、後任者が不明になった時は確認するべきです。
引き継ぎ日には、決済しないと仕事を止める事になるので、避けるべきです。
引き継ぎは、前任と後任とふたつが絡みますので、事前に準備が必要でしょう。(2012/08/31)