元技術者日記「形状チェック・設計」
部品には機能が必要ですが、そもそも外観や形状・大きさも重要です。
そしてこれらの異常では見れば判る事もありますが、製造工程でチェックも可能です。
形状については、増えた出荷トレイで大きな形状異常は判ります。
同時にフラットな物を重ねる場合の厚みも判ります。
工程で使用する、治具・工具・金型に作業と共に、形状が異なると判る設計が有効です。
例えば、ドリルで穴開けする場合では、最後にダミーの穴を空けて、それをどこかの工程でチェックします。
もしも、途中でドリル折れが発生しておれば、検出出来ます。
重量は、そのような工程があれば、チェックを組み込む事が可能です。
最近は普通になっている、部品のシートに並べて自動マウント対応等は工夫の余地が多いです。
そして、機能チェック工程が有る場合は、そこに形状等のチェックを加える事は常識です。(2012/11/09)
元技術者日記「消し込み方式」
マニュアルの他に、テンプレート方式があります。
この場合は、通常品の全ての選択要因と工程要因を盛り込みます。
これをテンプレートにして、不要なものを削除して行きます。
工程はサブルーチン的なブロックにしておきますと、引き算方式で基本は完成します。
工程の順序が入れ替わる時はあり得ますが、ブロック単位の入れ替えになります。
この方法は、消し込み方法で有り、色々な事に利用出来ます。
工程表の場合は、実際に消してゆき、必要なものを残した書類を作ります。
また、必須事項と追加情報に分けた依頼票もあります。
記入しないことが消し込みかどうかは、同じではないですが書き込み作業的には同じです。
追加方式に比べて、ケアレスミスによる抜けの防止に有効です。(2012/11/19)
元技術者日記「電話・ファックス・電子メール」
即時性は、電話・ファックス・電子メールの活用で始まります。
ただ、苦手な人もおり、無理な統一は進みにくい。
併行利用が必要だが、記録の残り難い電話は暫定的と考える。
社内のシステム化が進めば、個々の部門でも利用する。
逆に、課内・グループ内のみのデータベースも機密保持で必要だ。
イントラネットの導入は、かなり有効です。
いずれも費用がかかるが、人の移動を減らして、情報の速さが生かせれば結果は良い。
投資を回収出来る利用は、構築者の設計と利用者の習熟が必要だ。
対外的な、システムの選択も重要だ。
それは、個々の状況で変わるだろう。(2012/11/29)