「開発・研究への参加」
設計部門と試作部門は、研究・開発部門とも関わりが多いです。
アートワークや設計やマスクや治具・工具制作が、研究開発でも必要な事が多いです。
また、設備や作業で試作グループ等の助けも必要です。
プロジェクト的な扱いの時は、事前打ち合わせに参加する事も多いです。
事前と言ってもテーマや進行状況で、関係が生じてからです。
また、外部からの依頼によっては窓口に来る事もあります。
依頼内容が、研究・開発絡みならば、設計部門で受ける事は出来ません。
あくまでも、従来技術の利用・応用レベルと限定されます。
設計で、品質保証できるレベルは限られます。
評価がされていない、材料や技術は、それらを行う部門が対応になります。
(2014/06/02)
「設計部署の独自開発・検討」
設計部署も独自の開発・検討は行います。
内容には差はありますが、全ての部署で行われています。
研究・開発部門が設計部署や試作部署の仕事内容を、テーマにする事は希です。
そこの基本は新商品・材料・製法開発で、量産部門がターゲットです。
設計部署は、1回だけの量産という建前はありますが、おおむねテーマに入りません。
むしろ、人材的には設計部署は、開発部門との交流が多いです。
設計部署も独自の独自開発・検討テーマを持って対応するのが普通です。
所属者にスキルがある者が存在すると考えますし、事実です。
設計と試作は、開発と製造とも繋がりが多く、直接にテーマを勧める事が出来ます。
ではテーマは何かというと、その時の設計部署の構成やトップで異なります。
(2014/06/12)
「見積もりと新技術・開発」
受注生産であれば、営業活動が受注生産活動になります。
その場合は、競合であれ単独であれ、見積もり依頼から始まります。
見積もりは担当者が行う時も、個々の営業が行う事もあります。
ただし、計算式や元の価格設定(原単位と呼びます)は余裕を見て作成されています。
それでは競合受注は難しい事は多いですので、経営者の承認で戦略的に対応します。
見積もりの中に、新技術・開発要素が含まれる場合は、計算式や原単位は存在しません。
それの見積もりは、複数の部署の協力で対応します。
内容によっては、見積もりが出来ない事もあります。
それは、もはやルーチン作業ではありませんので、純粋な研究・開発の担当となります。
(2014/06/22)