「顧客の外注先」
製造拠点を持たない顧客や、外注を多く利用する外注はかなり多いです。
そして、納入品の納品先が外注である事もあります。
品質管理や納期管理や数量管理の問題は多いです。
同時に、技術的問題もあります。
製造外注先は、自身の加工を考えて、部品等の納品を期待します。
顧客は、試作実績やコストや納期を優先に考えます。
力関係と言えますが、部品製造メーカー+外注がセットになり、競う事もあります。
部品製造の能力も、外注の能力も高くないと、セットでは高い評価は得れません。
この場合は、個々の部著での対応は難しくなります。
経営的判断で、戦略を立てる必要があります。
(2014/08/01)
「返品にも情報がある」
受注生産品は返品が付きものです。
発注者も生産者も、大量生産に入って始めて経験する事が多いからです。
試作や少量生産で、問題を掘り起こしますがどうしても残ります。
それはどの生産者も同じです。
複数から納入している所から返品される事もあります。
その場合には、他社の製品が混ざる事が多いです。
当然に他社も同様の事が起きているはずです。
他社生産品の情報を、調べて得ましょう。
修理して返却する時も同様です。
末端製品の分解は、費用が掛かるのでそれ以外の情報は大切にしましょう。
(2014/08/11)
「一般仕様書と個別仕様書」
顧客に関わらず、製造側が共通で作っているのが一般仕様書です。
なければ、日本回路会等の規格になりますが、よぶんなものもおおく、相当に緩く、必要に応じて個別を取り交わします。
一般仕様書はそれよりは大きくは異ならないですが、全般に高い品質内容です。
ただし、これも全てに適用という事で、必ずしも実力を全て現していません。
ただコストを考慮して、コストをかけて高過ぎる性能を作りすぎない様になっています。
従って、本当に必要な品質で取り交わした、個別仕様書があります。
必要に応じて取り交わすもので、全てが必要かどうかは不明です。
また、取引先が海外の場合(図面作成が)はその規格を知って読む必要があります。
仕様書のそれ以外が、どこの一般規格を指すかの明記は重要です。
(2014/08/21)
「図面と仕様書の管理部署」
コピー時代ですが、支給書類にも返却するものとそうでないものはあります。
返却しないものでも、量産中やそれが終わってもサポート期間中は保管が必要です。
どれも期間が長くなるし、どこで保管する時も管理者は変わります。
支給の原本(コピーでも受け手はそのように扱います)の管理が問題です。
準備中や生産中は、コピーが多くの部署に渡りますただし、部門外の流出対策は必要です。
これが実は悩みのたねです。
拠点からの出入りのセキュリティは、通常は弱いです。
部外者の立ち入りのチェックと、シュレッダー+焼却の実施が現実的な対応です。
窓口は、多くの場合は借りた書類の保管部署か、保管部署の記録場所になります。
(2014/08/31)