「個別装置稼働の学習」
設備・装置の運転や稼働は、特有の学習が必要です。
一般知識や自己啓発は基礎の勉強であり、実務はそれにプラスが必要です。
具体的な稼働・操作は、マニュアルや仕様書で学ぶ事もあります。
機器の納入者が、実地等で指導したり、機器にサポートもつく事もあります。
とにかく社内に最低は1人の熟練操作者を作る事から始まります。
そして大事な事は、直ぐにそれを複数にする事です。
個人がいない、移動する、退社する等であわてても直ぐには対応出来ません。
特に注意が必要なのが、特定の人物が複数の機器の唯一の操作者の状態です。
それは組織全体の硬直化と、併行稼働を阻止します。
設計は、作業が多く操作が複雑な機器を使う事も多く熟練作業者がポイントになり易いです。
(2015/02/07)
「多能化とローテーション」
個別装置に熟練しても、次の段階で多能化を目指します。
担当仕事の忙しさは、揺らぎがあり、最悪は撤退もある。
とにかく1つだけの熟練だけは、組織も個人もリスクがある。
そこで、個人の多能化と、組織のローテーションが行われる。
無理な計画や、個々が対応出来ないと仕事が停滞するので、レベルアップとノウハウが必要だ。
装置は進化するので、1度離れると操作という面では、復帰は直ぐには難しくなる。
多能化は短期的な複数作業と、長期的に作業内容を理解しているが更新された装置の操作は別とする。
ローテーションは、作業知識を広める事と、人員配置の柔軟性を持たす効果がある。
ただし、過度に行うと、部署毎の教育面で育ててもいなくなる事が増えるとモチベーションが落ちる。
長所と短所がある事は、実施にはノウハウが重要となる。
(2015/02/17)
「装置稼働最低人数」
装置稼働最低人数と言うと、判り難い。
現在は自動運転装置が増えて、連続自動加工も増えている。
ただ段取り替えや、緊急停止時の対応等で作業員が必要な事は多い。
自動機器では、1人が多数台を担当する事が増えている。
休止をさけるならば、休憩や夜間などの交代要員は必要だ。
自動機器には、数値制御機械が多く対応しており、そのデータ作りは設計の担当だ。
それは設計等の情報機器化、コンピュータ化が密接に繋がる。
従って製造の自動化には、設計は深く関与する。
むしろ、開発と技術と製造の橋渡しの役目がある。
(2015/02/27)