「デザイン・レビュー会:3」
議事録には色々ある。
仕様書に近いものから、メモに近い物まで幅広い。
即日性というか、会議の中で作成するのが望ましく、少なくともその後は清書程度が現実的だ。
会議の覚書として作り、それはその後のフォローに使用する。
従って、次回までには回覧しておく必要がある。
同時に規定場所に保管し、関係者は参加者以外でも閲覧可能にし、履歴も取れる事が出来る。
後者は、ISO等の設計等の規格にも対応出来る。
また、量産試作から量産後にトラブルが生じた時にはその対策にも利用出来る。
ただし、あくまでも実務優先で行っているし、書かれているので読むには知識が必要だ。
それも、複数部署の集まりで共有出来る。
(2015/04/08)
「専門担当者の説明会」
特殊な製品は、注文生産にはついてまわる。
そのような製品は、いきなり設計から量産を行う事は問題が多い。
研究・開発等の技術部門が検討して、そこから量産に移行する事もある。
内部的には、技術移行手続きを行うが、試作段階から対応すれば、対外的には生産条件変更にはならない。
多いのは、試作対応から、量産試作>量産と移行する場合だ。
試作担当グループは、技能集団で問題点や始めての事もクリアしながら対応する。
技術は生産条件変更が付きものだが、技能にはノウハウがついてまわる。
試作のノウハウの設計等へ説明し議論して、量産に繋げる事は重要だ。
全て、担当者が次の段階の担当に説明する。
個別でも可だが、デザイン・レビュー会の様な定期開会は有効だ。
(2015/04/18)
「開発・技術の情報連絡方法」
開発・技術の新技術移管は、移管方法が決まっている。
ただし実務に関しては、移管情報以外のノウハウや装置等の情報が必要だ。
製造担当から見れば、設計部門が量産技術に埋め込むと受け止める。
設計は、新技術を従来の生産方法の中に、埋め込む事になる。
移行やノウハウの引き継ぎは、設計部門の全員が行わない。
従って、部門内の連絡・指導・マニュアル・勉強が必要だ。
基本はマニュアル化だが、実際はオン・ジョブ・トレーニングが多い。
設計は知識と技能とノウハウの組み合わせなので、実務としての習得が必要だ。
そして移管時の担当以外への、情報連絡も重要だ。
(2015/04/28)