「内部工程変更と外部工程変更」
受注生産では品質安定の為に、生産工程も規格になる。
それの変更は、承認作業が必要だ。
内部変更と言うのは、言葉上で設計ミスや治工具や作業マニュアルの修正だ。
修正だが、履歴を残す上で、工程変更とするので、言葉上で呼ぶ。
生産作業上や管理は、外部工程変更と同じに行う。
設計は、ミスの修正でも需要者からの仕様変更でも、それ以外でもスタンスは変わらない。
仕様をまもり、安定生産を行う事を達成する。
そして、工程変更も製品設計変更も、量産試作として設計が担当する。
安定生産と、商品の仕様の確認後に量産担当に受け継ぐ。
変更内容では、設計の2回目の生産に見える事もある。
(2015/07/07)
「機能を作る工程」
工程変更に承認や認定が必要な理由は、製造工程には機能を作る工程があるからだ。
商品に対して、機能を作る工程は意外と限られている。
全工程は、品質という面では全て関係する。
ただし、品質を工程で作り切れない、あるいは設計で作り切れない面はある。
そこは設備や、工程作業や作業者が作り上げる。
その部分は、工程変更で変わりにくい。
一方で、個別の機能は同じものを安定に製造する工程がある。
機能を作りあげる工程だが、安定でも機能に問題があってはいけない。
その為には、新規製品並のチェックが必要で、決まった手順で行う。
そこで、工程変更と言う手順が設けられた。
(2015/07/17)
「治具・工具・金型の保管」
生産特に大量生産には、製品専用の治具・工具・金型を使用する事が普通に多い。
製造装置やラインは、おおむねは共用するので製品の違いは、これらで決まる。
これらは、設計が量産試作準備等で製作し、機能を確かめてから量産移行時に生産部門に受け継ぐ。
製品の受注は、安定していないがこれらの治具・工具・金型の保管はどうするかの問題が付きまとう。
製作費用は、発注者負担で製造者側が作り保管するのが普通だ。
特に新しいものは、ノウハウや新技術が盛り込まれており外部に出せない。
費用は出すが、引き取れない事になるが最先端では多い。
この当たりは信頼関係になるし、コストにも反映する。
事前に治具・工具・金型の引取が条件ならば、設計はそれに対応して行う。
(2015/07/27)