「新技術開発と新設備対応」
製造業では、商品開発以外に絶えず新技術開発と新設備開発を行っている。
内部開発と、外部依頼・発注と、外部調達も含む。
どちらも品質に影響しない事が前提だが、外部承認を受ける事も多い。
仕様書で判断出来ない場合や、仕様書で改良であっても連絡承認が必要となる事も多い。
また、技術改良と向上を要求する購入者もある。
また、出荷検査での抜き取り検査は不満で、全品検査を要求する事も同様だ。
それの先は、不良を作らない製造技術・装置となる。
新技術・新装置は、それへのデモ的な意味がある。
顧客が複数のメーカーに生産させている場合は、個々の実績を評価している。
その1つが技術開発力だ。
(2015/08/06)
「新設備とツール類の適合」
新設備変更が単独に実施出来る時ばかりではない。
加工材料やツールに、新設備対応の変更が必要な時がある。
加工材料というと穏やかでないが、掴みしろやバッチをロールに変更する等だ。
最終製品に影響を及ばない事が前提であり、ロール化が影響する場合もあるので一般化は難しい。
基本はテストランと、完成製品の評価は前提だ。
ツールは変更がない事が少ないかも知れない。
ただし、事前情報が存在する場合は、複数設備・工程対応にツールを設計する事は普通だ。
実際にツールを作り直す時も、必要がない場合も、事前に準備されている場合もある。
ツールを交換する場合は、間違ったツールは使用出来ない設計が必要だ。
通称はポカよけと呼ばれ、通常はそこまでと思う内容が多い。
(2015/08/16)
「製造工場も設備」
製造工場は最大の設備だ。
ただし、古い時代はビルか商店街の様に、外枠の建物から作り後で中を埋める考えもあった。
工場団地的な考えで、後から考えても何とかなる時代もあった。
精密部品や特殊な技術の時代になると、建物自体の設計が重要になった。
クリーン設備、ロボット搬送、長尺設備など後からでは遅い。
工場立地も同様だから、工場団地計画には誘致産業の種類決定が重要だ。
流通方法や、部品調達などの条件も多い。
製造工場の設計も、立地条件の影響は大きい、例えば電源安定性や温湿度・・・。
日本国内でも色々あるが、海外進出はこれだけでは終わらない。
(2015/08/26)