「新技術・新設備の営業化へ」
製造業では新技術・新設備開発は手段だ。
それを如何に商品に結び付けるかが重要課題だ。
一般生産では、新製品開発を始める。
受注生産では、如何に営業活動に繋げるかが課題だ。
既存の最終商品があれば、その分野に参入する営業活動となる。
具体的にない場合は、部品メーカーでも最終製品の調査や顧客の調査が必要だ。
ようするに、ターゲット商品探し分野探しとなる。
逆に言えば、新技術・新設備開発を始める段階で検討が必要だ。
順序が違うと、開発成功だが商品化失敗になる。
外的要素は多く、コスト・需要・競合などで実現しない事もあるが、それらも企画に組み込めれば望ましい。
(2015/09/05)
「汎用生産設備導入と独自設備導入」
製造業では設備の比重は高い。
設備に合わせて設計するか、設計に合わせて設備を導入するかは大きな戦略だ。
設備開発は大事業なので、出来れば汎用の設備を購入して使用したい。
適したものがないと、注文製作を行うがそもそもその様な技術を持つ所があるかが問題だ。
技術力の高い企業は、注文がオーバーして順番待ちが多い。
新技術では共同開発を望まれる事も多く、その対応は非常に戦略的だ。
特殊技能の中小会社は、大手需要家別に複数の会社を運営するとも言われる。
社内で設備開発のあるが、研究開発からの中期計画だ。
モジュールや部品単位で、外部発注するとノウハウや設備の全貌は隠せる。
リスクは大きくメリットも大きい、経営者は憧れるが極めて戦略的だ。
(2015/09/15)
「汎用設備にノウハウを加える」
費用的に汎用設備はメリットがある。
ただし、標準的な使用方法ではつまらない。
装置は工夫とノウハウで、レベルアップ出来る。
標準使用方法で、能力を使い切っている訳でない。
ただし、改造すると購入先の保障やサポート対象でなくなる。
いわば、基本装置から独自開発してレベルアップする考え方だ。
類似装置の使用経験があれば、ノウハウもあるが初めての場合はノウハウを蓄積する位置だ。
装置産業と言われる分野は多いが、その利用に差があれば商品にも差が出来る。
既存設備を使用しても技術競争は続く。
(2015/09/25)