「窓口工程の専門化」
設計部署の1工程の窓口工程を考える。
見積もり等の専門性と、繋ぎ工程の認識が多い様だ。
だが、決して顧客仕様と自社仕様の翻訳部署だけでない。
異なる言葉や仕様書や、図面等の解読自体が一般には難しいのでその為の部署と思われやすい。
現実には、人員配置や後工程の負担軽減の意味は大きい。
それは解読・翻訳だけでなく、もっと深い関わりが必要だ。
そもそも、製造会社は量産しないといけないので、それが可能かの見極めがいる。
そして、技術的に不足ならば新技術や設計方法の開発から考える。
そのレベルにより、技術・試作・量産試作と始めるレベルを決める必要があり、ルールもある。
ただし、ルールのどれに適用するかの判断には高い能力が必要で専門的とも言える。
(2016/08/10)
「窓口のダブルチェックの仕組み」
作業品質の維持は重要だ。
窓口工程は、顧客図面を見れば判る面はあるが、情報発信元がからミス対策は必要だ。
ポカ除けやツールでの仕組みは、難しい工程だ。
そこではダブルチェックによる対策となる。
現実には、顧客依頼内容の受付作業者と、それの実作業者の二重となる。
この方法では、受付作業者の作業方法が重要だ。
部分変更の繰り返し依頼や、過去の商品と同じ材料構成の依頼の場合はそれを機械的に対応する。
受付内容の入力を、データベース化する事で対応する。
過去の受付内容の多くを利用出来る場合は、データベースのコピーから作業を始める。
データベースは、日々またはそれに近い頻度で複数での管理を行う。
(2016/08/20)
「窓口業務の社外規格との整合性」
IPCを始めとする外部規格を取得する企業も多い。
窓口業務は、外部(営業・代理店・顧客)と接点がある。
見積もりから試作・量産試作と、設計部署を持つ。
要求は多大でかつ、バラバラで決まった工程だけでは処理は難しい。
これを、外部規格に適合するには色々な仕組みが必要だ。
次工程への作業の引き渡しは、実現可能性の確認が必要だが、顧客対応の値引きはどうするか。
見積もりと試作と量産試作の同時依頼には如何に対応するか。
一般には併行作業は、隣接工程に限られている。
そもそも内部工程と部署は、外部規格用に作られていない事を前提に作られていない(続く)。
(2016/08/30)