「技術者の研修」
技術者の社内研修が出来る会社は少ない。
ルーチンワークの技能研修は、上位技能者が教えるのが普通だ。
上位技能者がいない場合は、装置または製法の開発者が行う、それが社外装置の場合も似た事になる。
現在では装置や部品を販売する企業は、それの使用方法の顧客への指導サービスも含まれている。
あやゆる部品や材料も、技術資料の充実は重視されるし技術サービスも要求される。
それはサポートとしては大変に見えるが、商品自体の差別化に繋がるので逆に競う。
ビジネスに繋がっていない、技術についてはサポートとしては期待出来ない。
それは資料購入、セミナー出席を含めて取得を目指すが当然にコストもかかる。
開発費用としては当然だが、現実は個人レベルで取得して社内に広める定着させる事が重要だ。
実際には埋もれてしまい、結果的に費用対効果が悪い事は多い。
(2017/04/07)
「技能者トレーニング」
ルーチンワークでも、技能が必要な事は多数ある。
昔ならば職人と呼ばれた作業も、先端工業も分野でも多数存在する。
職人技を機械化する事が最初に目指された。
それには数値化が必要であり、理論化が出来れば可能になる。
ほとんどはそれは無理であり、ノウハウという分野になる。
技能の継承という面では、ノウハウの継承もかなり難しい。
その双方を含めて、ロボット化してその動作を技能者の動作をまねさせる試みを行う。
ロボットに憶えさせた、技能者の動作がノウハウとなる。
それはロボットの能力の範囲で、技能者をシミュレートする。
一番有名なのが、半導体素子のワイヤーのボンディングだ。
(2017/04/17)
「外部委託加工」
付加加工は新規の技術や装置の導入が必要で、一般には難しい。
利点を探せば勿論存在するが、それは量的・技術的に成熟した場合だ。
顧客にはプラスになる事が多く、受注の可能性は拡げる。
追加加工だから受注額ではなくて利益率と、不良在庫やキャッシュフローなども考える必要がある。
加工には装置と人手は勿論必要だが、加工用の材料や部品などや消耗品も必要だ。
製造部署だけでなく、技術・品質・資材調達・製造技術など多数のサポートが必要だ。
それは一般に外注する場合よりも労力は掛かる。
最初は外部委託・外注から入り。次第に内作を検討するのが常套だ。
採算性を含めて内作には、多くの技術とノウハウを築く必要がある。
(2017/04/27)