「交代制勤務」
製造係は装置中心に計画を立てる。
装置の稼働効率とボイラー等のエネルギー効率からは、交代制の連続運転を行う。
スイッチオンで直ぐに稼働する装置は多くない。
鉄鋼業の溶鉱炉が例に出されるが、稼働状態のなるまでの時間とロスする材料等が膨大になる。
程度の差はあるが、似た性格の装置・材料・製造は多い。
そのロスと連続稼働の人件費とを含めて、稼働設計を計画する。
装置を止めなくて製造を続けるメリットは多いが、装置中心の計画は生産量と人件費に無駄が発生する。
連続運転は人員の、交代制勤務を前提にする。
交代制勤務パターンには、2交代制や3交代制がある。
長期性や労働時間管理からは、3交代制で1回8時間勤務計画が主体となる。
(2017/08/05)
「2交代制の引き継ぎ」
2交代制での勤務体制も多く行われる。
その場合は、12時間勤務は継続性が難しいいと考えられる。
8時間労働を基準にして組み、引き継ぎ方法を調整する事が多い。
夜間勤務は仮眠時間を組み込んで、拘束時間が12時間とする事もある。
昼勤務は、一部の残業体制や、時間差出勤等も引き継ぎ工夫を行う。
2交代勤務の目的により、勤務体制が変わる。
製造装置を稼働し続ける事が目的ならば、メンテナンス人員の空白を作れない。
生産装置・金型類の不足を補い稼働率を上げる目的ならば、8時間の2交代で問題はない。
引き継ぎは、口頭で行う必要がなければ多数の手段がある。
2交代制勤務は、例えば月曜日朝から始まり土曜日朝に終わる事が通常だ。
(2017/08/15)
「交代休憩時間」
拘束時間内でも、昼食休憩や夕方の休憩時間は設けられている。
それ以外の休憩時間を慣例的や部分取り決めで設ける場合のある。
製造機器やツールが製造上のネックになる場合はある。
その場合は、該当製品を可能な限り連続生産する事はある。
交代勤務の間の空白時間にも、装置の稼働計画を立てる。
それは全ての作業員の休憩時間の扱いも同じだ。
作業員の休憩時間を部分的にずらせて、装置の稼働時間を最大にする。
交代勤務と時間差休憩も、装置の稼働率向上の意味は大きい。
実は、開発や試作が量産工程の設備を使う時は、休憩時間等の停止時間だ、フル稼働が影響する事もある。
(2017/08/25)