「生産拠点・管理拠点」
製造業が必ずしも自ら製造するとも限らない。
外部委託生産や外注の利用は多い。
設計・デザインと企画の重要性が増し、それに基づき製品開発する。
開発レベルでの試作製造能力の保持も、それぞれが戦略で考える。
自社で製造能力を持つ場合も、それは全世界に生産拠点は広がる。
生産拠点は製品の種類で変わる、労働集約性かどうか、材料・商品の輸送はどうか。
地域による時差の有無や、祭日・休日差も考慮される要素だ。
その中には、技術者と設計者とメンテナンス要員の配置の問題もある。
現在は、多くの生産と物流の管理は生産拠点以外で行う事が多い。
多数の現地技術者と、少数の出張技術者で生産拠点は運営される事が多い。
(2017/11/03)
「業務提携・経営参加」
企業合併があちこちで行われている。
その結果として業務提携・経営参加が実施される。
製造部門で見ると、・存在が無くなるのかどうか、・何を製造するかがまず問題だ。
そして、同じ分野の商品でも、あるいは同じブランドでも、次に如何に作るかが問題だ。
製造業は、作り方はそれぞれが異なる方法を行う。
たとえ装置的に同じでも、管理方法が異なる。
製品知識と材料知識と装置知識は大きい。
だが、あらゆる管理方法と人的要因が絡み、ノウハウに至るまでそれ以外も多い。
それには、機動性と流動性も含まれるが、経営が変わると製造も変わる。
それは報じれるように、製造改革にもなるし、衰退にもなる。
(2017/11/13)
「主幹工場・一般生産工場」
工場に付属する必須の関連係は必要だ。
だが研究・開発・試作・量産試作等の能力は、必ずしも必要としない。
新製品・新技術を扱う生産拠点は、1つあれば運用は可能だ。
一般の製造工場では、量産移行された製品を経験のある設備と技術で作る。
技術・設計部門は、量産品のメンテナンスと量産管理関連を除けば、必要な拠点は限られる。
量産管理担当者に、技術面の連絡機能を残す事はある。
同一分野の製品を複数工場で生産する事は一般的だ。
社内的な複数製造拠点対応は、外部生産委託や海外生産に繋がる。
開発機能や試作等の技術・設計密着型の工場は主幹・基幹工場となる。
(2017/11/23)