「仕上げ加工専用工場」
全国展開のチェーン店が増えて、その工場システムが話題になる事が増えた。
食品チェーンでは、最初に素材料から保存と移動に向け形に加工する。
それは概ねは、大きな設備を使用する機械化された工場だ。
そこから1次加工品を、全国あるいは全世界へ運ぶ。
それに対応して、あるていどの地域別に倉庫と輸送基地と兼ねる地域工場を作る。
商品に地域性がある場合は、そこで2次加工を行う。
そこから末端の販売場所に日々商品を輸送する。
都会を中心にした倉庫や加工設備が限られた場所が普通だ。
飲食店の時は、そこで最終加工・料理を行う。
一般には仕上げ加工という工程だが、手作業を含めて小回りの可能な工場だ。
(2017/12/03)
「試作専用工場」
試作専用工場は大手の製造業の一部が保有する。
研究所や技術研究所を保有して、生産拠点とは異なる展開をしている企業だ。
世界的なグローバル展開している製造業が主体となり、生産拠点で試作が行え無い事情がある。
それは量産特化や、地域的にはなれていたり、別事業体を含めた組織の問題もある。
最適化した製造と、試作レベルは異なる。
どのような商品でも、製造方法の開発と商品開発は異なる。
商品に個性がある程に、商品の試作やサンプル対応は重要となる。
試作でも規模の大きな商品は、サンプル生産量は多くなり小規模生産となる。
最近の小型電子商品では、開発用の大型電子基板で機能を確認して小型化を図る。
専用のICを設計して製造する事は費用がかかり、修正や変更は出来ないのだ。
(2017/12/13)
「海外の生産工場」
日本国内での生産に限界が生じれば、国際化も考える。
いまは世界的に生産体制と流通体制を作る。
出荷先は既に世界中に拡がっている。
同時に、原材料の調達も世界に拡がっている。
そこでは、生産を日本国内に限定する意味は薄れている。
海外生産や需要国での生産は、普通に拡がっている。
その結果は大きな効果が出たが、直ぐにそこでの競争が生じた。
最初はリスクが高く、安定すると成果が出る、そして次第に競争が多くなり結果が難しくなる。
どこの企業も、生産場所は安定固定するものでなく、流動的に変わっている。
(2017/12/23)