「技術者集団で管理する製造技術」
製造は装置とマニュアルがあれば可能にしろと,経営者は望む。
作業者と生産場所と、装置数等の要素が減少して、見かけの自由度が減るからだ。
それは販売できる製造技術であり、移管も容易となる。
テレビでのドキュメントで、」ここだけは撮影禁止」なる製造風景が登場する。
テレビ的には見栄えがするが、現実は見ても判らない部分が裏にあるのが技術だ。
それは装置単体の販売ではなく、大きな単位のビジネスだ。
開発技術・製造技術・装置技術・管理技術など多数が集まり、製造は成りたつ。
表に出ない技術あるいはノウハウは多い。
それが進歩と変化をしてゆく、それは経営者にも理解が難しい。
集団で成り立つ技術は奥が深いが、同時に維持は難しい。
(2018/01/02)
「商品化の共同開発」
製品化・量産化にはかなりの投資が必要だ。
事業に組み込む以外には、金融機関からの融資や、ファンド・株等の投資がある。
政府機関からの投資制度もあり、利用したいのだが審査で通る条件がある。
ひとつは地域や学術機関・学術者との共同開発が優先される。
もっと言えば、公的・学術的機関での研究・開発品の商品化を請け負う形がある。
他には成功した時の、技術の公開がある。
一定期間や優位性を担保する事はあるが、それ以降・以外のタイミングで技術を公開する事だ。
特許等についても、無償での利用を認める事が条件だ。
公的な投資制度の場合には、失敗したときのリスクを軽減するものが多い。
リスク軽減と、技術公開がセットになるのだ。
(2018/01/12)
「技術顧問・人材」
企業が例えば大学教授等に技術顧問を依頼する事はある。
企業の規模で、顧問の要請程度と内容は変わる。
実開発の顧問は、共同開発に繋がるのでかなり複雑になる。
大企業で内部で、新人講習を行っている所は、その講師は外部に求める。
それが先端技術となると、かなり限られる。
また先端部門の、新入社員捜しがあるが、そこでは人員不足が多い。
結果的に大学等の研究室からの紹介が必要になるし、教授との繋がりが必要だ。
分野毎の学会や業種の集まりがある、情報源と共に広告的な場所ともなる。
重要な業種では、企業名を拡げる場所であり、そこでの人的な繋がりの重要だ。
(2018/01/22)