「非注文生産品の製造工程」
注文生産品の専用製造工場でも、一部に非注文生産を行う事はある。
注文生産品は、簡単に言えば基本の製品設計を顧客が行う。
製造者は副次的な製品設計と、製造工程設計を行う。
そして製品設計は顧客のデザイン承認または確認を行う。
また、製造方法は、初回の量産試作から製造に移行する段階で、品質承認を行う。
それ以降は、製造工程を製造者側が任意では変更は出来ない。
一方、非注文生産品は、製品仕様内では、製造者の責任で品質等の維持を行う。
製造工程の変更と、結果としての製品内容とその品質は、ノウハウとして蓄積される。
ノウハウを個々の製品毎に、数値として品質が同じ事を示す事は難しい。
製品設計を顧客で行う製品は、その製造工程も途中変更は手順等で難しい。
(2018/02/01)
「複数製造方法への対応」
量産製造で使用する、工具やツール類の整備は重要だ。
製造設備や工程に合わせて、合わせ穴やガイド穴や、画像処理用のマークが必要だ。
製品名やコードを記入する事も多い。
ただし、複数の工程に対応して、必要なツールやマークを全て盛り込む。
それらは他に悪い影響を与えない工夫が、ノウハウとも技術とも言える。
そして、そのツールの変更は概ね造り直しとなる。
そこでは、工程変更や製造方法の変更の影響を受けやすい。
事前に複数の製造方法の可能性があれば、全てに対応出来れば効率的だ。
複数の工程に対応が可能ならば、異なる複数の製造方法にも対応するのがノウハウだ。
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(2018/02/11)
「工程表と管理方法」
複数の工程と、工程順が存在する製造工程は工程表と製品を同時に流す。
工程数が多く、工程順が異なる多数の製造物がある製造もある。
そこでは、製造工程と工程順の管理が重要になる。
現在はコンピュータ管理が基本になっているが、製品にコード等をつけていても直感的でない。
それを目で見て判る、仕組みが必要だ。
工程表を製品と同時に工程を流す事が多い。
その製品毎に、前後の工程が判り、その積み重ねでも管理出来る。
工程表とコンピュータとの、接続が課題だ。
例えばバーコードやQRコードなどでの、データ取り込み方法がある。
(2018/02/21)