「電気装置・電子装置を作る技術」
製造設備の電気装置の導入が進んで来た。
量産工場のエネルギー源としては、ボイラーと工場水があり、そこに圧縮空気が加わる。
これらは精密に制御する事は必ずしも易しくなかった。
それらの幾つかが電気エネルギーに置き換わり、工場での高圧配線導入は一般になった。
電気エネルギーは、かなり制御性が良いとエネルギー源だと言える。
電気エネルギーの制御は高電圧制御機器から始まり、段階式のコントローラーが使用されて行った。
それは、次第に電子制御へと移り、固体電子装置を使用する方向に移った。
それと併行して、製造装置への数値制御が導入され、アナログ制御からデジタル方式が導入された。
デジタル制御は、プログラムが容易なのが特徴であり、ソフト的に多数の製品に対応が可能だ。
そこでは電気装置・電子装置を作る技術が注目されてきた。
(2018/04/02)
「パソコンとプログラム技術:1」
コンピュータの普及は大きな進歩だが、専門者の世界だった。
パソコンの時代になると、一般の製造業や販売を含めた全産業で重要となった。
1970年代後半に日本にも登場し、一部の人には直ぐに興味を持たれた。
最初のボードコンピュータは、学習用とされていた。
そのつぎにデスクトップタイプのパソコンが登場したが、Windowsの普及で一般化した。
条件的にはハードディスクとオフィスソフトとが、分岐点だった。
そしてローカルネットワークと、ページプリンターが加速した。
製造における数値制御はドリルから拡がり、設計のキャドは範囲を拡げた。
それは次第に一つにまとまり、システム化された。
先端の設計者・技術者とともに、一般の作業者を含めた技能が必要となった。
(2018/04/12)