「デジタル化技術:1」
デジタル化は急激にあらゆる分野で進んだ。
製造業では数値制御機器として最初に登場した。
数値制御方式のドリルは最初に普及したが、加工テーブルのX−Yの位置決めをデジタル数値制御する。
アナログ的にマークや位置を決めて加工したが、それを数値化している。
アナログ的に読みこむ時も、取り込んだデータを数値化して記憶する。
従って、デジタルデータを記憶する、メモリーや媒体が必要だ。
記憶装置としては磁気テープや半導体メモリーや各種の媒体を使用する。
キャドで設計する時代になると、そのデータの中に例えばドリルデータも入力しておく。
そのデータを作業用のドリルデータ作成に使用する方法を構築する。
その過程で、データの保存やコピーやバックアップという技術も生まれる。
(2018/06/01)
「デジタル化技術:2」
コンピュータを使用した、デジタル方式の自動制御は汎用性が高い。
制御のプログラム化がやりやすい利点がある。
装置の自動化と温度や空気圧や液体の制御の自動制御は、無人化省力化と密接だ。
マイクロコンピュータの普及で、デジタル化が加速した。
制御のデジタル化は、目に当たる入力センサー技術の向上に繋がった。
そして次には、ステッピングモーター等のデジタルモーターの進歩に繋がった。
それはコンピュータが手足を持つ事になる。
目と手足の双方を持つと、フィードバック制御で人間の動作に近づく。
まずは製造用の個別作業用のロボットとなった。
半導体の自動ボンダーが代表例であり、色々な作業に拡がって行く。
(2018/06/11)
「社内ネットワーク・工場内ネットワーク」
日本では社内と工場内の連絡網は、社内郵便と電話連絡で行われてきた。
社内郵便とは、決められた場所に宛名を書いた荷物を置くと、担当者が回収する。
仕分けして宛名の場所に配る仕組みだ、離れた地域感は社外郵送便でまとめて移動する。
文書の移動や回覧板も扱われていたが、これらは後に電子メールに置き換わった。
電話網は社外と繋ぐ電話回線を組み込む形で使われる事が多かった。
社内電話網は専用回線で、異なる工場や営業所も結んだ。
トランシーバーやポケベルも使用されたが、携帯電話とその次のスマホの登場で多くは切り替わった。
コンピュータの社内LANと、インターネットが同じ頃に導入された。
これにより、電子データとなるものは一気に情報革命が行われた。
(2018/06/21)