「オンラインシステム構築」
現在のネット時代では考え難いだろうが、電話以外の社内オンラインシステムは新しい。
それ故に電話回線を使用した通信網が最初に作られた。
ファクシミリは平面的なテキストを含む情報を、平面画像として認識する。
それを行単位のデータに変換して、データ化して電話回線を使用して通信する。
読み込める書類の種類は多く改良され、出力(印刷)画質は熱方式から乾式コピー技術へと変わった。
電話回線を通しての通信部分を省くと、コピー機器の方式と似ている。
それ故に、コピー機+ファクシミリ機の複合機が登場して、次には一般化した。
この電話回線部分をデジタル回線を使用するデジタル方式が、インターネット等のデジタル通信だ。
デジタル回線での通信が普及しても、上記の複合機はフィットした。
電子メールを中心にしたデジタル通信が構築されはじめた。
(2018/07/01)
「グループウエア」
パソコンの個人持ちの普及には時間がかかった。
それはハード購入(レンタル)の費用だけでなく、教育の問題があった。
パソコンを操作できる人は、当初は希だったので、その人口を増す必要があった。
そこでは、まずはリーダーの養成が行われ、外部機関での研修が主力だった。
リーダーが生まれて来ると、その人を中心にして、グループ単位でパソコンの普及を図る。
リーダーは導入活動にも参加し、メンバーのサポートと指導を行う。
より詳しい人が必要な事も発生するが、そもそもその判断はある程度の知識と使用期間が必要だ。
個人持ちパソコンは、必要なオフィスソフトでワープロや表計算使用が多い。
同時にネットワークを使用した電子メール機能を使用した。
その流れに中で多数の部署にパソコンが普及し、ネットワークが張られるとグループウエアが導入された。
(2018/07/11)
「電子メールの運用」
コンピュータの個人持ちの普及が行われると、電子メールが使用出来る。
電子メールには、いくつか特徴がある。
即時性の他に、コピー容易性、複数宛先送付性、保管・保存性、日付・時間管理性・・・だ。
手書きから、ワープロ的な作成も大きな変化になる、ほこでは日本語のかな漢字変換機能の使いこなしがかかわる。
電子メールはネットワーク網に繋がる、アドレス数に比例して使い易さが拡がる。
送付したい宛先が、全て電子メールで繋がっていると一気に使い易くなる。
電子メールは、送付者は相手に届くと読まれる事を前提にする、スパムメール・ダイレクトメールでなければ特にそうだ。
始めて使用する人は、複数の相手にCC・BCCで同時送付しがちだ。
CC宛先にされた受信者は膨大な、優先度が低いメールが届く事になる。
未読メールが蓄積されると、もはや整理しる事も出来なくなる。
ビジネスに導入当初は、電子メール保管記憶量が少なく、未読メールの蓄積はシステムを不安定にしたこともあった。
(2018/07/21)
「電子メールの運用:2」
電子メールは原則は個人管理となるが、不在時の対応方法の規定が必要だ。
受信者が開封して処理する事が前提となっている。
電子メールに開封時の返信機能を持たして、受信と開封確認を行った時もあった。
しかし、スパムメールやダイレクトメールが溢れて悪用が増えた。
そこでは、アドレス収集目的や多様なスパム目的で、受信確認機能が使用された。
それ以降は、それに対抗して、受信確認機能を殺す受信機能が付けられ、不審メールのブロックが行われた。
宛先無しで届かず返信された場合以外は、開封の有無は確認出来ない。
そこで、色々なルールが決められた。
CCで複数人に配信する・確認用返信ルールを決める・共用パソコンや共用アドレスを設ける・・・等。
ビジネス用のアドレスの長期不在時や、緊急時の第三者のアクセルルールも作られる。
ビジネス用電子メールのルールは、プライベート用とは異なる対応が必要だ。
(2018/07/31)