「実験装置としてのパソコン」
科学実験での誤差にひとつは、データの読み取り誤差がある。
デジタル表示する機器が登場して、これは解消された。
ただし、数値の転記ミスは可能性は残る。
手書き数字は、記入ミスと読み取りミスは起こり易い。
パソコンにデータを打ち込むと、データの転記ミスは可能性が減少する。
デジタル出力データを、直接にパソコンに読み取る事は、ミス防止と共に作業量短縮になる。
アメリカではHP社がGPIBという規格で、外部インターフェイスを早くから提供した。
それは日本でのパソコン普及の初期からであり、アメリカではこの規格対応パソコンがあった。
日本製のパソコンでは異なる外部入出力規格だったので、測定装置への利用は遅れた。
計測器側の出力規格が統一されて、パソコンがその規格に対応する事で拡がった。
(2018/10/09)
「実験装置としてのパソコン2」
パソコンは実験に対して、デジタル測定機からのデータ取得用に使える。
その延長には、測定機を含めて実験機とシステム全体のコントロール用途も可能だ。
そして取得したデータの整理と解析にも使用出来る。
パソコンを使用する場合は、その機能としてどれも可能だ。
ただし、外部との接続は、個別にその手段が必要だ。
そのインターフェイス次第で、入力用か出力用か、双方かも決まる。
パソコンが価格低下した事で、制御用での使用が増えた。
ただしその精度の面では、確認が必要だ、特に製造や品質管理への使用を考える時だ。
現実にはインターフェイスが取れれば、ソフトウエアのバグの問題が多い。
とにかく、実験装置としては何かの校正手段が必要だ。
(2018/10/19)
「データ入力機器としてのパソコン」
生産管理・製造管理を社内ネットワークで行う事が一般的になった。
作業現場で簡素化された入力作業を行い、作業進捗をオンラインで管理するシステムが作られている。
手作業の入力方法でも、作業タイミング範囲のタイムラグで管理が出来る。
工程間違いは判断出来るが、入力飛ばしも同じに扱われる。
製造部署での入力作業方法が課題となる、キーボード入力は出来ない作業者がいる。
多く使用されておるのは、バーコードか類似コードの使用だ。
スーパーやコンビニでお馴染みの方法であり、バーコードリーダー機器とコントロール装置があれば可能だ。
コントロール装置とネット接続機能を、パソコンで行う事も普通だ。
バーコード印刷は、専用機か、専用ソフト付きのパソコンで行う。
ある程度の質ならば、紙での印刷でも短期的な使用は可能だ。
従って、他の情報方式よりも安価だ。
(2018/10/29)