古書市
「古書市」「古本市」は多くの業者が1ヶ所に集まります。
顧客も1箇所に多くの本が集まりますので、捜しがいがあります。
一般に、オープンスペースが多いですので、あまり高価な古書は避けていわゆる「古本」を多く集める傾向が多いです。
定期的に開催する事で、定着したイベント性が生じます。(2008/08/14)
京都下賀茂神社・糺の森・古書市
京都には春・夏・秋に、古書市が行われてきました。
もともと古書店の多い町ですが、それが集まりますから規模は大きいです。
特に大きいのが、夏に1週間行われる「京都下賀茂神社・糺の森・古書市」です。
広い神社の境内に、京都のみならず四国や福井からも古書業者が集まります。
筆者は、最近は行っていないのでちょっと古い風景かも知れません。
砂地というか泥地というような所に多数の古書店が並びます。
天候が良いと砂埃になやまされます。
逆に、突然の夕立にあうとまるで川のように水で一杯になります。
古書店本体はテントの中ですが、外にはみだした所は急いでビニールカバーで覆われます。
雨宿りする人もおれば、めげずに傘をさして探す人もいます。
規模が大きく、期間が長いので地元の古書店は会期中に、どんどん商品の追加を行います。
従って後半に行くともう何も無いとはなりません。
交通機関的には、京都市バスで行くのが簡単です。
大阪方面からは、京阪電車で終点の「出町柳」駅でおりれば、ほとんど目の前にあると行ってもよいでしょう。
ここで見つけた本は数知れず、ちょっと書ききれません。
珍しい本よりは、そこそこの程度の本が見つかる事が多いです。(2008/08/14)
東京・早稲田青空古本祭
新宿もまた古書の街です。定期的に新宿古書市も行われています。これは別の機会として秋の「早稲田青空古本市」は有名です。
こちらも歴史は古いです。
場所は、早稲田大学文学部前・早稲田古書店街横の「穴八幡宮境内」です。毎年10月ころ開催です。
ほぼ1週間弱で雨天決行・・・テント並びは下賀茂と同じ感覚です。
期間が長いときの定跡で、毎日商品は追加となっています(1日しか行った事はありませんが)。
東京は古書市も多く、しかも色々なイベントとの協賛が多いです。
場所はかなり広く、しかも全部が平地ではなくいかにも境内という雰囲気の所に並びます。
迷子になる程ではありませんが、慣れたほうが見てまわる効率がかなり変わります。
本の種類も多岐にわたりますので、如何に自分の探す本を見てまわるかは経験が必要です。
とにかく本好きには、古書店の棚卸し的でもありますが時間がすぐにすぎます。(2008/09/17)
週 刊・東 林
「週 刊・東 林 」は、古書店が発行しているサイト更新情報と、各地の古書展・古本まつりの情報を掲載した週刊メールマガジンです。
まぐまぐ・メルマ等の配信スタンドから発行されています。
勿論、予定は変更される事があるのは記載通りですが、古書市情報を探している人にはお勧めの情報でしょう。
よほどの古書市通以外は、各地の古書市の開催が予想以上に多い事に驚くだろうと思います。
地域的に、訪問可能な時期と場所は限られるでしょうが、古書ファンには抑えておきたい情報だと思います。
まぐまぐバックナンバー等:別窓が開きます。
ネットには古書関係の情報が色々あります。(2009/01/22)
サンボーホールひょうご大古書市
神戸は元町を中心に古書店の多い町でした。過去形なのは、阪神大震災以降は減少したからです。
それでもバラバラに位置する古書店があつまり、古書市をあちこちで開いています。
気のせいか屋内古書市が目につきます。
サンボーホールはJR・私鉄の三宮駅や地下鉄海岸線の花時計前から、南(海側)に第2阪神国道近く、税関近くまで行く直前の 所に位置します。
参加は神戸だけでなく、兵庫県古書組合加盟店全体です。屋内だし、駅からまずまずの距離だし、参加店数もそこそこあるし 古書マニアは一応は楽しめるでしょう。
兵庫県ゆかりの書籍コーナーがある事以外は、普通の古書市と同じでしょう。
カタログも発行しています。(2009/04/11)