古書日記『箱入り本』
古書には「箱入り」(函)がかなりあります。
現在は全集等の豪華本のイメージですが、昔は出版数も少なく安価版自体が少なかったと思えます。
やたら多い箱入りですが、中の本自体の保護には役に立っています。
しかし、その箱自体にも注目するのが古書マニアです。
昔の箱には、デザインという程のものは少なくて、入れ物というべき外観です。
そもそも、箱が最初があったのかどうかさえ判らない本が多いです。
当時は、装丁や包装やカバー的なものが後年に注目されるとは考えていなかったのでしょう。。(2009/09/05)
古書日記『ヘレン・マクロイ「幽霊の2/3」』
内容は知らないけれど、作品名は有名な本はいくつか有ります。
復刊リクエストの上位にあります。
復刊されないのには理由があるのでしょうが、読んでないので判りません。
その中の1冊が、新訳で復刊されました、ヘレン・マクロイ「幽霊の2/3」です。
すぐに読みたい理由はありませんが、話題に乗りおくれない為に近いうちに読みたいと思います。
復刊されない理由に、面白くないからとか訳が悪いからとかがありますがそうでない事を祈って・・。
あと幾つか、復刊予定が噂されています。(2009/09/12)
古書日記『古典の復刊』
古典と言ってもジャンルで異なります。
ギリシャ時代が古典であったり、中世が古典であったり、20世紀に入ってからが古典の分野もあります。
流石に20世紀は除いて、著作権は切れていますし日本への紹介自体が早い本には、翻訳権が期限に近いものもあります。
単純に学ぶという面では、古典は教科書としては好ましくはないでしょう。
たとえ書かれた時に時代の最先端であっても、現在では内容が古いか部分的に間違っています。
しかし、時代性と当時の知識の範囲で新しい考えを表現するという事を知る事は意味があります。
一時姿を消していたこれらの本が、復刊や新刊でぼちぼち見かけるようになりました。(2009/09/19)
古書日記『店舗・ネット通販同時掲載古書』
最近、街の古書店へ行くと「ネット通販同時掲載」と表示されたコーナーがあります。
読んだ通りで実物は店舗販売ですが、ネット通販でも在庫掲載しているという事です。
どちらかで売れればネット通販のリストから消せば良いのですが、非常に低い確率で手続きの間に同時に買いがはいる事があつのでしょう。
原則は早い者勝ちですが、見えないネット販売相手では納得出来ない店舗客もいると予想されます。
従って、事前に店舗に並べておく時に注意書きをしていると言うことになります。
以前、ネットオークションで落札した時に「商品が見つからない」ので取り消して欲しいと返事が来た事があります。
ひょっとすると、上記ケースだったのかも知れません。(2009/09/26)