古書日記『古書店の在庫も徐々に変化』
商品回転が遅い事の多い古書店ですが、在庫?は変化しているようです。
少し前まで、多くのスペースを占めていた作者が減少しています。
その代わりに、異なる分野や作家が増えています。
これは、増えたジャンルが読まれているのか、本をしない読者のジャンルなのかどちらかでしょう。
個人的には後者に見えます。
読み捨て本ならば、かなり心配な現象です。
じっと見ておれば、直ぐに結果は分かる気はします。(2010/08/07)
古書日記『客観的表現が出来ない、古書の状態』
古書の状態を表現する言葉は幾つかあります。
「美本」「並本」「計時変化レベル」「難あり」「汚れ」「破れ」等。
手に取って見ても直ぐには判断出来ない事も多いです。
これがカタログ通販やネット通販になると、もう主観でしかなくなります。
もしあるとすれば、複数回取引している所の表現と実際の古書の状態の結果。
初回取引は、信用というよりも宝くじ的でしょう。
最近増えた、購入者の評価をどの程度信じるかも同様です。(2010/08/14)
古書日記『古書蒐集家』
古書はその状態から、読むのに時間がかかる事が多いです。
しかし、ネットオークション等や読書仲間を見ると、蒐集家というべき人も多くいます。
ただし最近は、「せどり」がネットでも存在するらしいので区別は難しいです。
たしかの一品ものの古書は、読みたい時に購入する事は出来ませんのである程度の先買いは必要です。
ただ、保有量と読書量を比較するとおおよそ読める量の蔵書かどうかが判ります。
いつしか、読めない数の蔵書に驚きのが古書マニアでしょう。
多くのマニアは蒐集家という認識はないようですが。(2010/08/21)
古書日記『無料電子書籍は英語圏のみか?』
古書の無料配布が現在は、英語圏でのみ行われるニュースはどのようにとらえられたのでしょうか。
日本語サイト「青空文庫」のリーダーソフトが、ipadで上位ダウンロードです。
ただ、汎用ですが、コンテンツ自体が現状以上に増えるかは不明・疑問です。
英語圏のみで充分の判断でしょう。
結局、活版時代の本は、古書としてのみ残りそうです。
そのかわり、新刊の電子書籍は増えています。ただし大して安くないです。
リーダーもバラバラで、少しも整理にならない。日本は文化的に鎖国的から変わり難いようです。(2010/08/28)