古書日記『新訳ブームか』
最近、海外の翻訳書の新訳が増えています。
確かに読みやすい訳になっているのですが、新訳と未紹介の書籍の初訳のどちらが期待しているかは読者により異なります。
個人的には、戦前の省略訳以外は、新訳は特に望みません。
ただ、あまりに誤訳が多いと言われているものは、それとは別です。
未紹介の本は、売り上げが予想出来にくいので避ける傾向があるのでしょう。
マニアを除いては、複数の訳があっても読み比べはしないものです。
古書マニアには、旧訳が似合いとも言えます。(2011/05/07)
古書日記『マイナーになった作家』
一時は流行作家であったが、時代を経てマイナーになった作家は多くいます。
正確には、メジャー時代の事をしらない作家が多いですが、出版数・作品数等から推測します。
入手困難本ばかりが多数存在して、ほとんど復刊されていない作家です。
マイナーになったには、何かの理由があります。
多く言われるのが、風俗的で時代の流れによって消されたという事です。
ただし、本当かどうかは読んで見ないと不明ですが、読むこと自体が困難です。
そんな作家が、高価な価格で復刊されます、価格的には古書価よりはかなり安いのですが、どうするか悩みます。(2011/05/14)
古書日記『復刊されると古書価は変わるか』
わずかずつではあるが。復刊が行われています。
テキスト的に復刊されると、元の古書の価格はどうなるのでしょう。
はっきり言ってわかりません。
買い手があって、始めて価格が生まれる市場ですから、決まった事はありません。
古書を探していた人も目的が、テキストならば復刊で古書は不要です。
歴史的な資料として古書を探していた人には、復刊は無関係です。
では、せどりとかのビジネスで探していた人はどうか、リスクの多い商品になります。(2011/05/21)
古書日記『「大人買い」という言葉』
関西人の私は普通は使わないが意味は判る、「大人買い」という言葉があります。
シリーズ等の複数本のまとめ買いの事です。
実はこれは、古書では重要な事です。
バラバラに全部を集めるのは大変です、まとめて購入したいです。
古書では、シリーズ揃いで購入出来る場合は是非に検討したいです。
揃いの割り増しがあるときも、通販で送料が安くなる事もあります。
古書店でシリーズを集めて、汚れ等がばらつく事もあっても揃いは、良いです。(2011/05/28)