古書日記『時代小説ブーム』
時代小説ブームです、出版数が圧倒的に多いです。
近年は、歴史小説のブームが続いていましたが、捕物帖(非ミステリ系)や伝奇小説は少数でした。
時代小説は、戦前・戦後付近に遡れば、多数かかれています。
最近、ぼつぼつと古書として見かけます。
ただ、現在の時代小説より優れた部分がないのか、あるいは情報がないのか、興味が持たれていません。
それでは、現在の時代小説の行く末は・・不明です。
ただし、池波正太郎・平岩弓枝・山田風太郎等の残ってゆくと思えるものも生まれています。(2011/09/04)
古書日記『単行本と文庫のどちらを選ぶ?』
ある時期は、単行本>文庫という流れがありました。
文庫の活字が大きくなり、分冊が増えて価格的に差が殆ど無くなったものもあります。
ただ、文庫版で何かが削られる場合より、追加される場合がやや増加しています。
さて、時間が経過してどちらも古書で出回る時期になると、どちらを選びますか。
本の傷みや保存状態は、一般に単行本のハードカバーやソフトカバーの方が良いです。
文庫は表紙が簡素で傷みやすいですが、場所を取らず大きさがほぼ揃っていますし、改訂されている事もあります。
値段で決めるとか、入手易さで決める人も多いですが、保存する人は文庫を選ぶ事が増えています。(2011/09/11)
古書日記『人気作家の本が古書店から消える』
大きな古書店や、商品の動きの激しい古書店からは、人気作家の本はいつしか消えます。
それは、せどり業者のリストに作家名が載った時からだと推定します。
本来ならば、発行部数や流通量から、50円−200円均一棚商品だった物が、業者買いされるのです。
そして、それよりも高い価格で販売されます。
いわゆるマニアは、事情を知っていますので、通りすぎるのを待っています。
突然に、探し始めた人がターゲットになり、相場だと思って購入する事になります。
新刊書店とは異なり、古書店の品と価格は変動する生き物です。(2011/09/18)
古書日記『古書の一括抱き合わせ販売』
古書の一括抱き合わせ販売は、専門業者の市で行われていると聞いた事があります。
勿論、実際は見たことがないので知りません。
専門店は、その中に少数ある該当書を抜き出し高値で販売して、残りは格安で処理すると言われています。
それゆえに、専門店はレア商品があるが価格も高いとされています。
原価で見れば、当然ですが、この類似方式が格安ネット古書店やオークションで出る事があります。
その中に、欲しいものが含まれていると悩む事になります。
一般の古書店では、ごった混ぜは格安で、シリーズ揃いは割り高になります。(2011/09/25)