古書日記『通販古書店の二分化』
通販・ネット販売が広まっています。
古書に関する限りは、2分化していると言えるでしょう。
ひとつは稀覯書を集めた、通販です。
カタログ販売等は、これに当たります、商品単価が高い本を販売しないと成立しません。
もう一方は、安価な本の品揃えです、一度に沢山購入出来る環境を持つ通販です。
取引額を、数量でカバーする事で、送金手数料・送品代金等の負担を軽減します。
商品本体よりも、通販費用が高くなっても必要な古書は希でしょう。(2011/11/06)
古書日記『復刊時の、古書の扱い』
復刊は数量は色々ですが、絶えず行われています。
復刊された時の古書の扱いはどうなのかは、ケースバイケースです。
テキストレベルでは同一が基本ですから、それを探す人はどちらでも入手出来れば良いでしょう。
文字・紙質・美しさを優先される人は、復刊本を選びます。
問題は、プレミアがついていた場合の古書です。
マニアック的には、復刊は何も影響はありません。
ただし、何かの力・ブーム等で歪んだ価格付けがされていた場合は、価格・レア度は低下します。(2011/11/13)
古書日記『同一古書店でも、価格の異なる同一書がある』
古書は、個別に価格を決めたり変えたりします。
在庫期間が長くなると、価格を下げる事も多いです。
流通品は、最終は均一価格棚ゆきでしょう。
逆に入荷日の異なる同一本が、在庫管理されずに異なる価格で置いてある事も多々あります。
管理されずにだから、外観等が価格と逆転している事もあります。
慣れると、まずは均一棚からざっくり在庫のぐあいを見てまわる事から始めます。
古書好きは、どこにあったかは大抵は憶えています。(2011/11/20)
古書日記『古書店で合本・シリーズ本化』
古書の買取は、必ずしも複数本揃いではないです。
入荷すれば並べる古書店もありますが、複数への分割本やシリーズ本は、揃いほどに需要があります。
そこで、古書店でばらばらの在庫を合本やシリーズ揃いにする事も多いです。
場合によっては、古書店仲間や仕入れ会でせどりして、揃いにする事もあります。
分割された本の揃いは、古書ではばらばらよりもやや高価ですが、裏事情があるからです。
そして購入側では、圧倒的に揃いの需要が多く、個人でバラを揃えるのは面倒です。
シリーズ本の場合は、それがより強くなります。(2011/11/27)