古書日記『古書市の支払い方式』
古書市では、複数の古書店が参加します。
その時の会計での支払い方法は、経験的に2種類です。
1つは普通に、個別の古書店で支払う方法です。
そこそこの大きい古書市でかつ、ひとつの店が必ず人が付いている必要がありますが、後の処理は不要でしょう。
参加書店の名前入りの価格ラベルを本に添付して、複数参加店を一括会計する事も増えています。
準備と後処理は必要ですが、規模が小さい時や場所が狭い時に有効です。
ある程度の規模までは、後者の方が利用者も便利でしょう。(2012/02/05)
古書日記『古書店・古書市巡りは体力勝負』
新刊書店は整然と並べられています。
古書店・市は、雑然とは言わないまでもかなりの数の本は見えにくい状態で置かれています。
縦並び置きは、1冊ずつめくりながら探します、横積みは首を横にして探します。
そして、床から天井まで並べられている事も、珍しくありません。
特に、床近くの本を探す事は腰を不自然な形でまげたり、低い姿勢である程度の時間いる事になります。
これはかなり、厳しい状態であり、逆に言えばその付近は少数の人しか見ないので、掘り出しものがある可能性が高いです。
また広い古書市は、探す場所の広さも時間も多く、極めて疲れますので、かなり体力が必要です。(2012/02/12)
古書日記『古書店の新入荷サイクル』
新刊書は、発行日がほぼ決まっています。
全ての本が、どの書店でも並びませんがほぼ予測は付きます。
これが古書店になると、いつに新入荷があるのかは不定期です。
新入荷は、その書店の仕入れ方式や本の回転(売れ行き)で変わります。
度々訪れる古書店では、新入荷サイクルを知る事は効率的です。
はっきりしたサイクルはないし、明確には教えてくれませんが、だいたいの所は教えてくれる所が多いです。
馴染みになると、探求本を頼む事もあるそうですが、自分で探す人が多いでしょう。(2012/02/19)
古書日記『ハードカバーと文庫』
ハードカバーの出版が多いですが、一部は文庫にもなります。
ごく希に、逆のケースや同時発売も最近はあります。
本を捨てない愛好家は、いずれも置き場所に困ります。
特にハードカバーは、保存性自体は良いのですが、保管場所を取りすぎます。
最近は活字の大型化で、文庫のページ数が増えています。その結果、分冊も多いです
古書レベルで見ると、文庫にもなった本のハードカバーは古書店で扱いが異なる様です。
発行日が古いハードカバーが文庫よりも安価なケースは珍しくありません。(2012/02/26)