古書日記『古書価は大きな変動価格』
古書の価格は、販売者の付ける価格です。
従って、知識がないと出来ない仕事とも言われていましたし、今も同じです。
ただしネット・オークション等の情報時代では、流通の多い本は情報収集で対応も可能です。
扱う本を限定すれば、素人でも可能な商売になったとも言えます。
しかし、膨大な種類のマイナーな部分では今でも、個人の目利きが価格を決めています。
情報は変動が激しいですし、流行やあえて言えば作為が入る余地があります。
それに、古書という痛みが存在しやすい商品ですから、価格変動は予測不可能です。(2012/04/01)
古書日記『時々残っている古書価表示』
古書価は、後ページに記入されているか、何かを貼り付けている事が多いです。
古書市等でまとめ買いすると、価格の書き込みやラベルを残している事があります。
そして、随分あとで開いて見て、購入価格を思い出すか判る事も多いです。
結構高い価格もありますし、どんどん値下がりした後で購入した事が判ったりします。
新刊としての価格でないので、ほとんどは忘れています。
その内に、開けて見る前に予想するのが楽しみだったりします。
昔に自分は、いくらで購入したのかは結構興味があるのです。(2012/04/08)
古書日記『忘れた頃の古書目録』
あるときは、古書目録が多数送られてきました。
勿論、購入したりしなかったりですが、次第に減少しました。
代わりに、ネットサイトの検索や、古書店のメールマガジンが登場しました。
ただし、あくまでも減少しただけで、忘れた時に古書目録が送られてきます。
「抽選」と「申し込み順」がありますが、現在は後者がほとんどです。
一時のように、争って古書購入する事が減少したのでしょう。
同時に、目録にする程のレア本・マニア本が集まらないのかもしれません。(2012/04/15)
古書日記『復刊と復刊フェアと古書』
復刊と古書の関係は、弱い影響はありそうです。
いわゆるレア書が、復刊されるとテキスト派は全て、復刊に行きます。
初版本や初期本のマニアは影響されないので、平均して弱い影響となります。
これが、短期間の復刊フェアとなると、気がつかない人も多いし、新刊書に恵まれた地域の人に限定されます。
復刊フェアの本の増刷は、レアなケースで、売り切れは再度の絶版になるでしょう。
従って、一部の人のみが対象の静かな再版に落ち着きそうです。
よほど、少数の復刊待ちの人のみが対象になるので、古書への影響は殆どないでしょう。(2012/04/22)
古書日記『ブックオフのネットショップ』
ブックオフのビジネスモデルは、素人古書販売を可能にしました。
外観と、発売日とから価格を決めて、売れ残りは価格を期日ごとに下げて行く。
新刊や、レア本以外では、可能なシステムです。
そして、情報と在庫管理をシステム化すれば、だれでも出来そうです。
本の仕入れも同様のシステムで、行えばいわゆる「目利き」は不要です。
ネットショップでは、そのシステムを接続している様です。
在庫表示や入荷が、かなり精度よく反映されています。(2012/04/29)