古書日記『復刊本の価格』
古書を探すマニアは多いが、復刊希望を出し続ける人もいます。
オンデマンド本や同人的出版や、電子出版等で方法は増えています。
ただし、権利問題があるので素人が簡単にはできる範囲は限られます。
基本的には商業出版で、最低の採算がとれる事が、復刊の境目です。
復刊本の、売れ行きと価格設定は微妙に影響するので、実に難しいです。
出版不況で、叢書が途絶えるケースも増えています。
版元を変える事も、イメージ的には復刊に近いです。(2012/08/05)
古書日記『豪華本の古書』
豪華本といえる作りの本があります。
それがベストセラーになることはないが、古書としての寿命は長いです。
出版社によっては、絶版にはなかなかならない場合もあります。
ただ、それが古書のみになると、高価+希少になるので、古書価が難しいです。
探求者は高価でも欲しい、ただ探求者は少ない。
逆に言えば、需要が限られる本は、豪華に作るのが常識になっています。
価格が安くても売れ行きが増えず、古書としても同様になるからです。(2012/08/12)
古書日記『多くの古書価格は変動は少ない』
20年以前に購入した本を読むこともあります。
一体、何の為に購入したのかを聞かれると判りません。
ただ、今読みたくなっている事をプラスに考えたいと思います。
裏の片隅に価格が残っているものがあります。
本の状態から見ると、現在購入するとすればそれくらいか、少し高い位が多いです。
特別に高騰する本は購入しなかったとも言えますし、今でも読める内容の本を購入していただけとも言えます。
古書は言い値の商品ですが、年月が過ぎてもあまり価格は変わらない様です。(2012/08/19)
古書日記『短編集は厄介』
古書でも出版・復刊の種類がなければ、テキストも1種類です。
しかし、版を変えての復刊があったり、ハードカバーと文庫があったりすると事情は複雑です。
長編の場合は、著者の加筆以外では解説等の変更程度です。
しかし、短編集となると内容・・・・採録されている作品の種類は変わり易いです。
特に、シリーズではない純粋の短編集では、採録作の必然性が弱いです。
したがって、ページ数や編集の都合で変更しやすいのです。
沢山、同一題名の作品集があるが、1冊のみしか収録されていない本がある場合は情報自体が貴重です。(2012/08/26)