古書日記(2012/12)

古書日記『趣味・古書店巡りの本』

古書店巡りが趣味という人はかなりいます。

その人達の書いた本が、時々出版されます。

情報本としての利用は少ないですので、入門書か啓蒙書でしょう。

ただ時代の流れは、のんびり古書店巡りではなさそうです。

同時に趣味の多彩化で、レアな趣味に興味を持つ人もいるのか、似たイメージの本が時々みかけます。

効率や閉じこもり的な時代に、逆の趣味もまた必要なのでしょう。

ただ、自分の事も一部重なるが、本にする人はちょっと違うようです。(2012/12/02)

古書日記『秘密の郊外古書店』

店舗は交通の便が良い所が、向いています。

しかし、そのような場所は店舗の維持費が高くなります。

例外となるケースも多いことも事実ですが、新しい方式の古書店?が増えると違和感もあります。

交通の便は悪いし、流れ客が少ない場所・・例えば郊外に店を出すのは逆の発想です。

店舗や倉庫の維持費を少なくして、来客も少なくて、少ない人数で管理する。

少数の訪問客は、そこを目的にしたマニアが主体になります。

目的にされるだけの品揃えか、何かの専門店になれるかが鍵でしょう。(2012/12/09)

古書日記『古書店・カタログ』

古書店が発行するカタログは、1品ですが品数は多くなります。

抽選の時を除いては、早い注文勝ちです。

冊子等は郵送時間が異なるので、地域で差が生じるのは仕方ないでしょう。

私は、葉書派ですが、ファックス派がマニアとか言う人も多いです。

最近はメルマガ形式のカタログもあります。

注文購入共に、ネット通販と同じ電子メールでの取引です。

地域差はほぼ無くなる筈です。(2012/12/16)

古書日記『流行の、ユーザー感想は当てにならない』

ネットでお馴染みの「ユーザー感想」とか書評は、単独では当てになりません。

ネタバレ禁止がひとつの障害ですし、無難な書き込みがパターン化しているからです。

特に検索エンジンで似た物を見つけた場合は、機械的コピーがはびこっています。

苦労して探した古書と、均一棚で拾ったような古書?古本ではそれだけで、違う可能性がある。

絶賛も全否定もしないとか、内容の不明確な疑問形や、作者のみの評は読んでいない可能性が高い。

古書店の雰囲気を出すために、高価な本も一部飾っています。

古書の評は、読書量の多くて継続的に一定のレベルがないと、無視が正解でしょう。(2012/12/23)

古書日記『アマゾンの中古品とコレクター商品』

古書でも、何故か極端に別れています。

一応は、新品同様と、ユーズド品という表現です。

ただ、後者でもいわゆる本体については、計時変化以外は、傷の有無は明記するのが常識です。

古書もビジネスとして扱う人がいますから、新品同様がいつまでも存在する可能性があります。

例えば、アンカットのフランス装丁本のアンカット品=読んでいない。

新品本で読んだ形跡がない本>はじめから骨董的に販売する目的で購入した本でしょう。

古書マニアにも色々ありますが、何を求めているかで反応も事なります。(2012/12/30)