古書日記(2013/01)

古書日記『新年は古書市から』

古書店巡りが趣味の人・・・私も・・・は休みとか、出かける時は古書店や古書市の情報を探します。

新年は、他に目的があっても、時間があっても、まずは古書店や古書市に足が向きます。

新刊書店はというと、年明けの新刊が揃う頃に顔を出します。

古書店のメールマガジンは、休止の所もいつもと同じ発行の所もあります。

古書店や古書市の情報は、そこから得ることも多いです。

特別に正月だから変わる事はありませんが、時間を掛けると普段は見ない隅の所も見ます。

古書市は、普段は行かない古書店からの出品が楽しみです。

巨大な古書市は増えていませんが、小規模の古書市は増加しています。

新刊書店と同様に、古書店も通販に押されています。

ただし、探求本ではなくて、意外な巡り会いが好きな人には実物が一番です。

ただし、正月だからと言って特に多く購入はしません。

いつもマイペースが、古書店巡り好きの平均でしょう。(2013/01/09)

古書日記『新刊も、古書も扱う店』

新刊が直ぐに古書店に並ぶ時代になった。

読んで直ぐに、売り払うと結構高く売れるので、傷みを少なく新刊を直ぐに読んで売る人がいる。

逆にそのような本をばかり探す人もいる。

それならば、新刊も古書も同時に扱うという店も登場する。

すでに、色々な商品で似た形態は増えている。

顕著なのが、ネット通販で、新刊検索・中古検索・全検索とかが見られる。

ネット大手がほぼ対応しているので、むしろ自然だ。

町の新刊書店でも、新古品コーナーはあるし、特設コーナーで古書市開催もある。

ただ、新刊が売れてはじめてそれが、古書にもなりうる。

売れ残りが新古本として出回るのが、通常サイクルにはならないだろう。(2013/01/19)

古書日記『古書のおとな買い』

「おとな買い」という言葉は昔からあった様です。

実際にはるか昔から、古書店では複数冊を一括で販売していました。

上巻と下巻とか、シリーズ揃いとかを、紐等でひとまとめにしています。

古書で本を揃えた事のある人は、最後の1冊の苦労を知っています。

従って、全巻揃いは大きな魅力です。

現実に、1冊のみ抜けで購入すると後で苦労するケースが続出しました。

そこは、古書店の腕の見せ所でバラバラな入荷本から揃いを作ります。

そして、まとめ売りをすると需要が増えます。

プレミア価格を載せるかどうかは、事情で事なりますがシリーズが大きくなると価格は高くなります。

購入者は、長期に渡って読むか、ストックになる可能性もあります。

その状態を「おとな買い」といい、最近では販売方法の一つかコーナーになっています。(2013/01/29)