古書日記『新年は古書を随分購入した』
古書店巡りから始まるためか、随分多く古書を購入しました。
古書店や古書市に行っても、購入するとは限らない。
ただ、回数や古書市は、購入する比率も高める。
古書と言っても色々で、古いレア本と、それほど古くない絶版本と、現役の安価な古本が混ざる。
レア本は、ネット・情報時代になって急減した。
せどり業者が、先に買いあさるという噂もあります。
従って、人気本ではない個人的なレア本になります。
それほど古くない絶版本が現在急増中です。
現実は、新刊書店を巡ればあるかも知れないが、初版で打ち切りが増えています。
現役の安価な古本は、通称はブックオフ・モデルです。
こちらは増えていたが、出版不良で変わりそうな状態です。
新刊の購入が減っては、古書の流通も変わる。(2013/02/08)
古書日記『単行本で止まった本』
新刊は多く出版されているが、いわゆるハードカバーが主体です。
かなり昔のスタイルで、少し前は、その後に新書落ちと文庫落ちがありました。
加筆をする作家も多く、文庫が決定稿的な場合も多いです。
最近の出版不況で、単行本で終わる本が増えています。
いや実は、雑誌掲載で終わる物も、過去と比べても多いかもしれないです。
そうすると、古書も出版されている物を探す事になります。
同時に、ハードカバーが古書でも高価という図式がなくなっています。
種類が有れば、文庫を購入する人も多いです。
保管もし易いし、最終稿ともいえますから。
ただ、ハードカバーは発行数が少ないので古書も少ない事になり、古書の入手困難になります。(2013/02/18)
古書日記『古書の買いだめ』
古書は絶版がないですが、逆に基本は1点ものです。
品切れだから、メーカー注文はない世界です。
現役新刊本は、価格と版数を気にしなければ、欲しい時に入手出来ます。
古書は逆に、いつでも入手可能ではなく、むしろ探求本という形になります。
裏返せば、欲しい古書は買っておかないと次に購入機会は保証されません。
一時は投げ売り状態の、ベストセラー作家の本がなにかのきっかけで、古書流通が激減する事もあります。
ましてや、一般あるいはマイナー作家は古書の流通は少ないです。
そして、難しいのが価格です。
古書には、古くなると安くなる本と、高価になる本があります。
境目の時期があるのかも知れないが、流通が少ないとそれも判らない。
古書の買いだめは、難しいが、いささかおおらかな気持でいた方がよさそうです。(2013/02/28)