古書日記『古書・古書店の小説と映像化』
古書には骨董品といえるものがあります。
古美術とか考古学とかをテーマにした小説や映像は多いです。
その系列で、古書または古書店や古書マニアをテーマ・舞台にした小説や映像も同様といえます。
ただ異なるのは、テキストや作家がメジャーでもその関係する古書はマイナーな事も多いです。
読者や視聴者が、勘違いしやすいテーマは結構狙い目でしょう。
ネタが多い分野ですので、この関係の話はしばしば登場します。
現在がその、ひとつの時ともいえます、たいしたテーマでなくても感心される時期でしょう。
テーマの主題ではなくても、例えば小説の一部に登場する事は多いです。
まあ、現金よりも嵩が少なくて高価なものは、利用アイテム的にも便利です。
単なる読書マニアに、資料的価値の意味はあまり感じません。
それでも、似た人が集まると話題にはなります。
それに、フィクションとしては無限的に作れるテーマでもあります。(2013/03/10)
古書日記『叢書の揃い情報』
全集・揃いは、全て揃っているかどうかがかなり重視されます。
バラ売りの機会が少ないために、1冊欠けでも全巻揃えが難しいからです。
それでは、全巻揃いかどうかは如何にして判るか?。
実はこれが難しい、現実は予定と実際の出版は変わるものです。
販売側が揃いと言っても、間違いの可能性は結構高いです。
そもそも出版界では、叢書が全巻予定通り出版される事はむしろ珍しい事です。
あるいは、途中で巻数が増える事もありますし、別巻や増刊や色々起きます。
雑誌を全巻揃えたら、準備号があったとか、本のどこかに叢書の続刊の表記が小さく有った事もあります。
広く情報を集めて、知識をあるいは信頼できる文献等を集めておくことです。
抜けのある揃えを、全巻と思っている人はかなりいるでしょう。(2013/03/20)
古書日記『古書店ドラマの映像化』
古書と古書店とは、マニアには奥の深い世界です。
ただ一般には、日常から外れた一部の人の世界でしょう。
最近、その世界を舞台にした小説等が書かれています。
古書の世界には謎が多いですので、ノンフィクションでもかなり面白いものがあります。
そこにフィクションを加えると、内容は無限に近い広がりになります。
一般向けには、そのなかである程度有名な名前が絡むものが必要です。
一般とマニアとは相入れない所は仕方ないです。
ただ、物語化すると空想が増えて、しかも子供向けの内容になりやすいので易しくはないです。
小説的には、結構人気がある様ですが、映像化すると急に、マニアの世界から離れます。
レベルを一般向けに落としてゆくと、かなり子供ぽい方向に行きがちです。
古書の世界の映像化は、愛好家の増加とは繋がらない様に思います。(2013/03/30)