古書日記(2013/03)

古書日記『古書・古書店の小説と映像化』

古書には骨董品といえるものがあります。

古美術とか考古学とかをテーマにした小説や映像は多いです。

その系列で、古書または古書店や古書マニアをテーマ・舞台にした小説や映像も同様といえます。

ただ異なるのは、テキストや作家がメジャーでもその関係する古書はマイナーな事も多いです。

読者や視聴者が、勘違いしやすいテーマは結構狙い目でしょう。

ネタが多い分野ですので、この関係の話はしばしば登場します。

現在がその、ひとつの時ともいえます、たいしたテーマでなくても感心される時期でしょう。

テーマの主題ではなくても、例えば小説の一部に登場する事は多いです。

まあ、現金よりも嵩が少なくて高価なものは、利用アイテム的にも便利です。

単なる読書マニアに、資料的価値の意味はあまり感じません。

それでも、似た人が集まると話題にはなります。

それに、フィクションとしては無限的に作れるテーマでもあります。(2013/03/10)

古書日記『叢書の揃い情報』

全集・揃いは、全て揃っているかどうかがかなり重視されます。

バラ売りの機会が少ないために、1冊欠けでも全巻揃えが難しいからです。

それでは、全巻揃いかどうかは如何にして判るか?。

実はこれが難しい、現実は予定と実際の出版は変わるものです。

販売側が揃いと言っても、間違いの可能性は結構高いです。

そもそも出版界では、叢書が全巻予定通り出版される事はむしろ珍しい事です。

あるいは、途中で巻数が増える事もありますし、別巻や増刊や色々起きます。

雑誌を全巻揃えたら、準備号があったとか、本のどこかに叢書の続刊の表記が小さく有った事もあります。

広く情報を集めて、知識をあるいは信頼できる文献等を集めておくことです。

抜けのある揃えを、全巻と思っている人はかなりいるでしょう。(2013/03/20)

古書日記『古書店ドラマの映像化』

古書と古書店とは、マニアには奥の深い世界です。

ただ一般には、日常から外れた一部の人の世界でしょう。

最近、その世界を舞台にした小説等が書かれています。

古書の世界には謎が多いですので、ノンフィクションでもかなり面白いものがあります。

そこにフィクションを加えると、内容は無限に近い広がりになります。

一般向けには、そのなかである程度有名な名前が絡むものが必要です。

一般とマニアとは相入れない所は仕方ないです。

ただ、物語化すると空想が増えて、しかも子供向けの内容になりやすいので易しくはないです。

小説的には、結構人気がある様ですが、映像化すると急に、マニアの世界から離れます。

レベルを一般向けに落としてゆくと、かなり子供ぽい方向に行きがちです。

古書の世界の映像化は、愛好家の増加とは繋がらない様に思います。(2013/03/30)